主人は一年半前に腰痛のため、仕事を辞めました。
駐車場で車を誘導するアルバイトなのですが、坐骨神経痛がひどくなり、立っているだけでも辛いというので、急遽退職することになりました。
その後、整形外科へ行ったり、整体院や接骨院へ行って治療を続け、半年後には日常生活にはほぼ差しさわりがない程度に回復しました。
そんな時に以前の職場から復帰依頼の電話があり、仕事に復帰しました。
以前はかなり古株だったのですが、いったん退職してからの採用なので、一番の新人になりました。
主人が職場に復帰してからそろそろ一年になるのですが、一か月くらい前からまた腰の痛みが出始めたようです。
歩いている姿も腰が曲がっていて、いかにも年寄りの歩き方です。
最近では、接骨院へ行ってもなかなか完治しないと言って、数か月の間、通院を止めてしまっていました。
再度、痛みが出るようになってから、腰痛に効くという漢方のシップを貼ってみたり、飲み薬を買ったりしましたが、どれも効果がなく、主人もこのままだと、また職場の人に迷惑をかけてしまうので、仕事を辞めるつもりでいました。
雇用契約が9月いっぱいで切れるため、10月からの契約の更新はしないつもりだと言っていました。
すると、職場の人たちが気を使いだして、仕事中に主人になるべく座っているように勧めるそうです。
お客さんが多いときは仕方ないのですが、ちょっとお客さんが切れると、
「座ってて!」「休んでいて!」
と言ってくれるそうです。
その人たちはみな主人より年上らしく、
「そう言ってくれるのはありがたい事だけど、年上の人から気を使われるのも情けないね。」
と私が言うと、
「あなたはみんなの精神的支柱だから、居てくれないと困る」
と言われたんだそうです。
職場というのはいろいろな人の寄せ集めで、それぞれの性格があり、主張があるので、ぶつかり合うこともあるらしいのですが、そこに主人がいることで、争いにならないで済んでいるということでした。
へぇ~
と思いました。
確かに主人は争いごとを好まない穏やかな性格なので、そういうこともあるかもしれないと思いました。
職場の人たちからの要望と気遣いをもらって、主人は10月からの契約を更新することになりました。
そして、今までサボっていた接骨院への治療を再開し、腰の状態も一時よりは楽になっているようです。
主人の腰痛が再発したことは、職場の人全員が知ることになり、シフトを決める職場のリーダーも主人には長い時間のシフトを入れなくなりました。
それは有難いのですが、短い時間というのは夜遅くの仕事で、出勤するのも遅いのですが、帰りも遅く、朝が早い私にはとても起きていられない時間に帰ってくることになります。
なので、私は先に寝てしまうのですが、主人が帰ってくるとはなが吠えるので、どうしても目が覚めてしまいます。
するとその後は、なかなか眠れなくなってしまったりして寝不足になります。
今後も当分夜のシフトが続きそうで、ありがたいやら迷惑やらの私です。