まめたろうの中学の入学式を終え、小学校も新学期が始まりました。今まで、孫たちの習い事がある日は、誰かしらが私の家に来て、夕食を食べ、時にはお風呂に入って帰るというのが日課でした。
春休みが終わり、新学期が始まり、当然、今までのように「〇〇をお願い」と娘からメールが入ると思っていました。
ところが、一日経ち、二日経っても娘は何も言って来ません。主人とどうしたのかな?と話していました。
以前も書きましたが、私は宅配の材料を使って夕食を作っています。宅配の材料は、3週間前に注文を出してしまうので、私は孫たちが来るのを想定してそれなりの人数分の材料を注文しています。なので、孫たちが来ないとなると、材料が大幅に余ってしまいます。
今後も来ないようなら、その週の分と2週間分先の注文してしまった分の材料がどんどん残ってしまい、大変なことになりそうだと思いました。それで、娘に
「今期から、夕飯は食べに来ないの?もしもそうなら、宅配の材料をこの先も注文してしまっているから、キャンセルが効くかどうか聞いてみなくちゃならないから」
と、メールしました。
すると、娘から「自分でやってみようと思っている」という返事が返ってきました。
私は「わかった」とメールを返しました。
そして、すぐに夕食の材料の店に電話しました。
ラッキーなことに電話をした日がたまたま締めの日で、来週と再来週の分、すべてキャンセルすることができました。
ほっとしました。食材が無駄にならなくて良かったと思いました。
その時は、それだけの気持ちだったのですが、時間が経つにつれて徐々に気持ちが複雑になってきました。
娘は、私が宅配の材料を使って夕食を作っているのを知っているはずです。そんなに先まで注文していることは知らないとしても、私がある程度予定を立てて夕食の事を考えていることはわかっていると思うのに、夕食を食べに来ないということを私の方で聞かなければ何も言ってこないというのは、どういうこと?と思い始めました。
娘に対しては、いつまでも親を頼ってばかりいないで、そろそろ自分で全部やらなければならないだろうにと思っていました。主人にもそんなことを話しました。
「あの子は、いつまで私を頼って、孫の事を頼んでくるんだろう?まめが中学生になるんだから、そろそろ自立したらいいんじゃないかと思うのよ。」
と。
でも、主人は、「できる間は良いんじゃないか?頼んでくる間はやってやれば・・・。」と言います。
私は、「そう言うけど、夕飯を作るのは私よ。あの子たちの食事にはいつも悩まされているんだから。」
と言うと、「そりゃそうだな。簡単にそんなことを言って悪かった。」
と主人とそんな会話をしたことがあります。
私たち夫婦の間でそんな話はしていましたが、娘には、一切話していません。
でも、今回娘は突然、「自分でやってみる」と言います。
「何かあったのかな?」「誰かに何か言われたのかな?」などと考えました。
私的には楽になったのは間違いなく、経済的にもずいぶん楽になります。宅配の材料も人数が減れば、それだけ出費も少なくて済みます。なので、孫たちが来なくなるのは、楽になって良かったのは間違いなのですが、娘のやり方に腹が立ってきました。春休みの間に一言言ってくれれば良いのに・・・と思いました。そして、「今までありがとう」くらいのことを言っても良いんじゃないか?と。
春休みの間も全く会わなかったわけではありません。まめの小学校の卒業式の日も中学の入学式の日も私の家に来たし、それ以外にもパパの田舎へ行ってお土産を持ってきてくれたりしました。その時にも何も言っていなかったので、私はてっきり4月からも今まで通り、孫たちの夕食を作るものだと思っていました。
そのため、宅配の材料以外にも孫たちの好きな食材を買っておいたり、孫たちが喜ぶようなお菓子を買っておいたりしていました。
孫たちは毎回食後に「マンゴージュースが飲みたい!」とか「パイナップルジュースを作って!」「バナナジュース!」と、その日によってリクエストが違うのですが、そんな風に言うので、私はいつも冷凍庫に冷凍のマンゴーとパイナップルを買い置きしています。宅配の材料だけではおかずが足りないときのために冷凍餃子やポテトなども入れてあり、そういうもので、冷凍庫がいっぱいになっている部分もあります。
私と主人の二人だけの食事なら、そんなものは何も必要ないんです。
もう来なくなることを知らないで、「まめが好きだから」「ツブが喜ぶから」「ミニが食べそうだな」と色々買いそろえていた自分が可哀そうになってきました。
そんな自分の気持ちが救われないような感じがしてきました。
春休みの間に娘が「4月からは自分でやってみる」と先に言ってくれれば、食材を買いそろえることもなかったのに・・・と思うんです。
ひとの気持ちを推し量るという事をしないところがある子なので、私の育て方が悪かったんだろうなと思いました。
そんなことを考えて、気持ちの持って行き場がなく、なんとなく沈んだ日が続きました。
宅配の材料のキャンセルができたことがせめてもの救いで、あれが間に合わなかったとしたら、私の怒りはもっと大きかったと思います。
娘にそういうことをメールしようかとも思いましたが、そんな風に思い始めるまでに時間が経ちすぎていて、自分の気持ちをメールするには、タイミングがずれ過ぎていました。
私っていつもそうです。誰かと何かトラブルがあった時、その場は、何でもないように繕ってしまい、後から「ああいえば良かった」「こうすれば良かった」と後悔する。でも、後から思ったって、それこそ後の祭りです。
そんな時にふと思いました。私は今、娘のやり方に腹を立ているけれど、もしかしたら、私も自分の母親に同じことをしていたのかもしれないと。
私と母は、神奈川と東京で近いようではありますが、そんなに簡単に行き来できるほどの距離ではなく、私が病気で入院したり、高熱で倒れたりしたときには、母に来てもらうことがありましたが、それ以外は、母を頼ることはありませんでした。
でも、自分ではそう思っていますが、もしかしたら、気づかないところで母に不義理をしていたかもしれないと思いました。
実際、私は、自分の生活が忙しくて、年に数回遊びに行くだけで、母が元気な時に電話することもなかったなぁと思いました。
母が愚痴をこぼして、私に電話をしてくることはありましたが、私から母に電話することはほとんどなかったのを思い出しました。
それも、大変な時は世話になっておきながら、自分が大丈夫になったら、知らん顔というのと同じだったなぁと。
後悔しても、もう母はいませんが、なんだか急に母に会いたくなりました。
娘も一人でやり始めたばかりで、仕事と家事と子供たちの習い事の送り迎えで、日々を過ごすのでいっぱいいっぱい。そんな私の事情を思いやる余裕がないのかもしれないと思いました。
いつまでも娘に腹を立てていてても仕方ないので、頭を切り替えようと思っています。
孫たちが来なくなった分、食費も浮くので、今までできなかった習い事をしようかな?などと考えています。
私の生活も変わることになるかもしれませんが、前向きに生活したいと思っています。
読んでて、切なくなりました
わたしと同じ過ぎて・・・・・
自立、根本はそこかも知れませんが、親の立場は
常に頼りにされたい(ほどほどにね)気持ちがあるから
いきなり「自分で・・・」と言われると
何があったのか?何が起きたのか?
それも心配になりますよね。
サミュエル・スマイルズの言葉で
「外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ。その人間をいつまでも励まし元気づける。」
「本人が自分から身に着けようと言う気持ち」をサポートする事が大事。
援助は人を弱くする。
賢者の名言を毎朝聞いていますが、今朝がまさにこれでした。
わたしも自分の親に不義理をしていた事をはーちゃんに教えれました。
はーちゃんのブログは日常で、普通にある内容で、深く感銘を受けるよ。
自分の子供達が小さい時は実家によく行きました
が
大きくなったら行く回数も減り
その内父親が亡くなったら
尚更行く事も無くなりました。
母が生きていた頃
「電話をたま~にして欲しいって」言われた事を
思い出しました。
今私の娘も自分の用が無い限りは電話しないし
こちらから電話しても忙しいのか?
電話にも出ない
何だか考えさせられるブログです
娘さんも、ミニの子のためにアレコレ支援する母になることでしょう。
はーちゃんの子ですから。^^
そして、そのとき娘さんは、はーちゃんの気持ちに気が付くことでしょう。
私も親に気遣いしない人に育ちました。
恐らく、我が子も親には気遣いしないでしょう。
でも、他人に気遣いできるでしょうから。
子が近くに住むと良いこともそうでないことも多々ありそうですね。^^
ソフィママなら、似た環境でもあるし、
私の気持ちをわかってくれると思いました。
あれからまだ娘と会ってはいませんが、
自分の考えで自立することにしたのなら、
良いなと思っています。
私も生活がずいぶん楽になりました。
ソフィママのお母さん、健在でしたら、
まだまだ親孝行のチャンスがありますね。
親には甘えるばかりで、思いやりに欠けてしまう部分があります。
お互い、後悔してももう親はいないので、仕方ないですね。
親のありがたみは、自分が親になってわかると言いますが、
こういう親子の関係は、繰り返しってことなんだろうと思いました。
おかげで早めに立ち直れました。
とほさんが書かれているように、将来、
私の娘も自分の子供に同じような気持ちを
持つことがあるだろうと思いました。
親子の関係は、繰り返しなんだろうと思います。
とほさんは、お母さんの面倒をしっかり看て、親孝行だと思いますよ。
頭が下がります。
そういう親の姿をお子さんも見ているはずなので、
きっとお子さんも親孝行になると思います。
安心ですね。
それが一番だと思います。
娘さんが来なくても、たまには、えりささんが行けば良いんじゃないですか?