私と勘九郎のお腹

先週末、急激に気温が下がりました。関東地方では２月の気温、東北地方では満開の桜の花の上に雪が積もっている様子がテレビで映し出されていました。

その日の夜中、眠っていた私は、突然の吐き気で目を覚ましました。何度も体の向きを変えて、気持ち悪さを緩和させようとしましたが、なかなか吐き気は治まりません。そのうち、とうとう我慢できなくなり、トイレに駆け込んで吐きました。

一週間くらい前にも吐き気と下痢があったのですが、その時は、吐いてしまったらすっきりしたのですが、この日は、吐いても気持ち悪さは治まらず、その後、下痢もありトイレに行ったのですが、それでも気持ちが悪いままでした。

何が原因だったのかいまだにわかりません。この日は特に食べたものにも思い当たるものがなく、前回の時と同じ症状だったので、前回ももしかしたら、ウェルシュ菌が原因ではなかったのかもしれないと思いました。確かにウェルシュ菌の症状の場合、吐き気を伴うことはあまりなく、腹痛がひどいようですが、私の場合、嘔吐があり、下痢はしても腹痛はありませんでした。

そんなことを考えながら布団に入っていたのですが、そのうち眠ったようです。

明け方、主人がごそごそやっている音で目が覚めました。

聞けば、勘九郎が吐いたと言います。私も慌てて飛び起きました。

その後、勘九郎が大変でした。吐いたのはその時一度だけだったのですが、その後下痢が始まりました。

つい三日前にも下痢をして病院へ行き、注射と点滴で回復したばかりでした。翌日は食事を控えめにしましたが、その後二日間くらい普通の食事に戻して、完食していたし、体調も安定しているように思えました。

そんな時に突然の嘔吐です。すっかり治ったと思ったけれど、まだ完全ではなかったんだろうか？と思いました。

今回は、下痢だけではなく嘔吐もあったので、食事は抜きました。

勘九郎は辛そうで、じっと眠っていられないらしく、たびたび起きだしてじーっと立ったまま苦しそうにしています。

お腹が痛いのか？気持ちが悪いのか？

病院へ連れて行きたいと思いましたが、主人は朝から仕事でいません。そして、私自身の体調がイマイチでした。勘九郎が辛そうなので、自分の事どころではないのですが、かと言って一人で車を運転して勘九郎を病院へ連れ行く気力がありませんでした。

その翌日も勘九郎はますます体調が悪そうで、今度は勘九郎自身の食欲がなくなっていました。前日は、勘九郎は食べたがったのですが、強制的にご飯を抜きました。でも、翌日は、本人が食べたくなくなってしまったようです。前日と同じように午前中は、辛そうで眠れず、うろうろしていましたが、下痢をした後、午後からは死んだように眠っていました。何があっても起きないので、息をしているかどうか確かめに行くくらい熟睡していました。一応お水は飲んでいましたが、年寄りなので脱水になるのが怖いと思いました。それで、クマが使っていた点滴が１つだけ残っているのを思い出し、勘九郎に皮下点滴をしました。

すると、その途端元気になり、歩き出しました。そして、ご飯を欲しがりました。不思議なくらいの変化でした。

でも、翌日も下痢は治まりませんでした。食欲が出てきたので、そうそう絶食させていてはまずいだろうと思い、少しずつご飯を食べさせてみました。まだ下痢をしていましたが、食事は、数回に分けて、食べました。

吐いて下痢が始まってから３日目、勘九郎はやっと通常に戻りました。

今日もまだ通常の食事は与えていませんが、もう大丈夫なような気がします。

今回は、自分の体調のこともあって病院へ行けなかったのですが、何とか治ってくれて良かったと思っています。

寒暖の差が激しかったので、勘九郎には堪えたのではないかと思います。

予報によると、これからはそんなに気温が下がることはなさそうなので、当分の間は落ち着いてくれるのではないかと思っています。