弟から電話がありました。
弟から電話があるということは、何か特別なことがあったということです。
私たち兄弟は、特別仲が悪いこともないけれど、かと言って頻繁に連絡を取り合うほどの仲でもないので、お互い特別なことがない限り連絡を取り合うということはありません。
私は、もしかしたら、姪に赤ちゃんでもできたかな?と思いました。
昨年の10月に結婚した姪の妊娠の知らせが来てもおかしくない頃でもあります。
「何かあったの?」
という私に、弟は沈んだ声で、
「Y叔父さんが亡くなったんだよ」
と言います。
「えっ?」
と、私はただただ絶句でした。
叔父さんは元気でいるはずでした。
3年前のゴールデンウィークに私たちは、叔父から招待を受けました。
叔父の喜寿のお祝いと結婚五十周年のお祝を兼ねての集まりでした。
叔父はとても元気そうでした。
「また、近いうちにみんなで集まろうね」
と言っていました。
あれからもう三年も経ってしまったのがウソのようですが、今年のお正月にも元気そうな叔父夫婦からの年賀状が来ていました。
「叔父さん、階段から落ちたらしいんだよ。それで亡くなったらしい。」
「えっ?家の階段?階段から落ちたくらいで死んだりするの?」
と、私は思わず言いました。
「叔母さんが見つけた時は、顔中血だらけだったらしいよ。」
と言います。
都内でも有名なドクターヘリのある病院に運ばれ、できるだけの手当てはしたようですが、叔父の意識は戻らなかったそうです。
亡くなった叔父は、父の一番下の弟です。
昔は兄弟が多かったので、その叔父と叔父の一番上の姉の娘とが同じ年でした。
昔は、そういうことはざらにあったようです。
兄弟と言っても、私の父とも相当年が離れていた気がします。
なので、私たちはみな叔父のことを「おじさん」とは呼ばず、「よっちゃん」と呼んでいました。
他の伯父、伯母たちと違ってYおじさんは、まるでいとこ同士みたいな存在でした。
これで、私の両親の兄弟は誰もいなくなりました。
最後に残ったたった一人の血のつながった叔父でした。
病気で亡くなるなら仕方がありませんが、事故死というのは、残された家族にとっては、大きな衝撃だと思います。
さっきまで元気でいた人が、帰らぬ人になってしまうのですから。
伯母は
「遠いから、はーちゃんには連絡しなくても良いわ」
と言っていたそうですが、弟が敢えて連絡をくれました。
今日は、朝から小雨模様の寒い日になりました。
この雨で東京の満開の桜も散ってしまうのでしょう。
ハイジの時と同様、悲しい春になりました。
弟から電話があるということは、何か特別なことがあったということです。
私たち兄弟は、特別仲が悪いこともないけれど、かと言って頻繁に連絡を取り合うほどの仲でもないので、お互い特別なことがない限り連絡を取り合うということはありません。
私は、もしかしたら、姪に赤ちゃんでもできたかな?と思いました。
昨年の10月に結婚した姪の妊娠の知らせが来てもおかしくない頃でもあります。
「何かあったの?」
という私に、弟は沈んだ声で、
「Y叔父さんが亡くなったんだよ」
と言います。
「えっ?」
と、私はただただ絶句でした。
叔父さんは元気でいるはずでした。
3年前のゴールデンウィークに私たちは、叔父から招待を受けました。
叔父の喜寿のお祝いと結婚五十周年のお祝を兼ねての集まりでした。
叔父はとても元気そうでした。
「また、近いうちにみんなで集まろうね」
と言っていました。
あれからもう三年も経ってしまったのがウソのようですが、今年のお正月にも元気そうな叔父夫婦からの年賀状が来ていました。
「叔父さん、階段から落ちたらしいんだよ。それで亡くなったらしい。」
「えっ?家の階段?階段から落ちたくらいで死んだりするの?」
と、私は思わず言いました。
「叔母さんが見つけた時は、顔中血だらけだったらしいよ。」
と言います。
都内でも有名なドクターヘリのある病院に運ばれ、できるだけの手当てはしたようですが、叔父の意識は戻らなかったそうです。
亡くなった叔父は、父の一番下の弟です。
昔は兄弟が多かったので、その叔父と叔父の一番上の姉の娘とが同じ年でした。
昔は、そういうことはざらにあったようです。
兄弟と言っても、私の父とも相当年が離れていた気がします。
なので、私たちはみな叔父のことを「おじさん」とは呼ばず、「よっちゃん」と呼んでいました。
他の伯父、伯母たちと違ってYおじさんは、まるでいとこ同士みたいな存在でした。
これで、私の両親の兄弟は誰もいなくなりました。
最後に残ったたった一人の血のつながった叔父でした。
病気で亡くなるなら仕方がありませんが、事故死というのは、残された家族にとっては、大きな衝撃だと思います。
さっきまで元気でいた人が、帰らぬ人になってしまうのですから。
伯母は
「遠いから、はーちゃんには連絡しなくても良いわ」
と言っていたそうですが、弟が敢えて連絡をくれました。
今日は、朝から小雨模様の寒い日になりました。
この雨で東京の満開の桜も散ってしまうのでしょう。
ハイジの時と同様、悲しい春になりました。