雨の日の子守

昨日は朝から雨の予報でした。
その割に朝のうちは、たまに陽が射すくらいの天気で、洗濯物も外に干せました。

昨日は、娘もまめパパも仕事で、パパの実家も用事があるとのことだったので、私たちがまめの子守をすることになりました。
お天気が良ければ公園で一日を過ごせば、あっという間なのですが、雨となるとどう過ごしたら良いか困ります。

娘から、どうしても昨日のうちに出さなければならない書留を頼まれていたので、早めに郵便局へ行きました。
私一人で行くつもりでしたが、主人は、
「まめも一緒に出かければ、時間つぶしになるだろう。」
というので、一緒に行くことになりました。
そうなると３匹も黙っていません。
休日に出かけるときは、何が何でも連れて行ってもらおうと必死で飛びついてきます。
しかたないので、３人プラス３匹で出かけることになりました。

３匹も一緒なので、用事は私一人済ませ、主人とまめと３匹は車の中で待機です。
休日の郵便局はかなりの混雑でした。
留守中に配達されたものを取りに来る人。
切手を買いに来る人。
私のように書留を出す人などで、長蛇の列でした。
休日の郵便業務は２４時間やっているんですね。
知りませんでした。
でも、休日ということもあり、窓口は１つしかなく、対応する人も２人なので、なかなか先に進みません。
やっと書留を出し、車に戻ると、まめは車の中でボーっとしていて眠そうでした。
このまま眠ってしまえば、昼寝も楽かなと思い、３匹のフードがそろそろなくなりかけているので、ついでに遠くのホームセンターまで回ることにしました。

ホームセンターに向かう途中、まめはウツラウツラし始めました。
寝てくれれば助かるなと思っていたところ、信号待ちになり、運の悪いことにデッキからはゴーオンジャーの主題歌が流れてきました。
すると、音楽が耳に入ったまめはばっちり目を覚まし、歌を聴きながら踊りだしました。
こりゃ、ダメだ！
結局車で寝かせるのは無理でした。

家に帰る途中にポツリポツリと雨が降り始め、急いで洗濯物を入れたすぐ後から雨はまとまったものになり、かなり降り続きました。
聞けば、昨日の雨は記録的な大雨だったそうですね。

昼食を食べてからまめは眠そうにしているのですが、以前のように抱いて寝てくれないので困ります。
「抱っこして寝んねしよう！」
と言うと
「いや！」
と言います。
無理に抱いても、絶対に応じないので、頃合が難しい。
目をこすりながら一人でゴーオンジャーのフィギュアや車で遊んでいます。
そのうち私のところにボールを持ってきて、
「外に行こう」
と言います。
「雨だから」
と言っても聞きません。
仕方なく、玄関まで行くと、靴を履こうとします。
「お外は雨だから出られないの」
と言っても、言うことを聞きません。
なので、無理にまめを抱いて玄関の外に出て、
「ほら、雨でしょう？お外に出たら濡れちゃうのよ」
と言うと、黙って抱かれていました。
私は、
♪雨が降ります雨が降る～
♪雨雨降れ降れ母さんが～
♪雨降りお月さん雲の中～
などと思いつくままに雨の歌を歌いながら、玄関のひさしの下でまめを抱いていました。
すると、やっと眠ってくれました。
その後２時間近く眠ったと思います。
いつもならとっくに娘が帰ってきている時間なのに、昨日は仕事が忙しかったらしく残業になってしまったようです。
まめは目を覚ますと真っ先に「ママ」と言い、私の顔を見て、ママではないのに気づき、泣きながら「ママ、ママ」と言いながら走り回り、何故か洗面所に行って動かなくなりました。
どこを探してもママがいないことが分かったのか、ぼんやり洗面所で立っています。
「ママはもうじき帰ってくるからね」
と言って、通りが見える窓にまめを連れて行き、窓から娘の車が見えるのをじっと待ちました。
そのうち、娘の車が帰ってくるのが見え、玄関まで二人で娘を迎えに行きました。
娘の顔を見たまめは、
「ママ！」
と言って娘に抱きつきました。
朝、娘が仕事に出るときは、すんなり「バイバイ」と手を振っていたまめですが、寝て起きたときは、ママがいないことを忘れてしまっているんでしょうね。

だんだん、一筋縄では行かなり、騙しも聞かないし、かといって強引にしようとすると余計に抵抗してくるので、子守もますます大変になってきたような気がします。
パパサイドのおばあちゃんには、いつも、
「とても良い子だったわよ。いつでも預かれるわ。」
と言われるらしいのですが、私たちにとっては、
「どこが良い子なんじゃい？」
という感じです。
私たちは、ほぼ毎日会っているので、遠慮がないんでしょうね。
子供なりに、使い分けているんだろうな。

とにかく、やっとお役ごめんです。