はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

蜘蛛

2005年03月11日 | わたくしごと
今朝、会社のトイレに入ったところ、水が貯まっている部分に大きな蜘蛛がいた。
驚いた。
どうしようか?と考えた。

子供の頃、母から、
『”朝の蜘蛛は親の仇と思っても助け”、”夜の蜘蛛は親と思っても殺せ”と、昔から言う』と、聞かされていた。
でも、私は蜘蛛を見かけると朝でも夜でも外に出すことにしている。

子供の頃読んだ芥川龍之介の『くもの糸』
おおどろぼうの”カンダタ”は一匹のくもを助けたことで、お釈迦さまにお慈悲をいただいた。
でも、せっかく血の池から這い上がれるチャンスを自分だけ助かろうとした事でなくしてしまった。

この話を読んでから、しばらくの間私の頭の中にこの話が残った。
子供心に、”カンダタ”は、糸が切れそうになってもみんなで助かろうとすれば、糸は切れなかったんだろうか?
でも重さで切れたのかなー?と考え続けた。
とにかく、私は、あの”カンダタ”のように何かのときのためにくもは殺してはいけないと思った。
子供心に、いざという時、お釈迦様に助けてもらうために、これはゼッタイにしなければならないと思った。

私はどうも手足が8本以上あるものに弱い。
くもから始まりムカデ・毛虫類はダメだ。
蛇と毛虫のどちらが嫌か?という話になると我が家は二分する。
私と息子は毛虫。
主人と娘は蛇。

話はそれてしまったけれど、今朝の蜘蛛は便器の水の中。外に出すにも捕まえる道具がない。
結局、くもは水に流してしまった。

やっぱり、私には、お釈迦さまのご慈悲は期待できないだろうなー。

便器のくもを携帯で撮ろうと思ったけれど、さすがにこれはチトまずいだろうと思ったので、やめた。


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