はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

プチ同窓会

2009年06月08日 | お出かけ
土曜日の夜は、新宿へ行ってきました。
久しぶりです。
若い頃は、新宿は生活圏だったので、アルバイトもよくしました。
夏休み冬休みのほとんどは、新宿と家との往復でした。
今では、その新宿に出かけることも、滅多になくなりました。
がらりと変わってしまった新宿で、駅からすぐの目的地がなかなか見つからず、いろいろな人に道を尋ねながら行きました。
東京育ちの私なのに、今では、すっかりおのぼりさんです。

この日は、北海道の釧路から同級生が出てくるということで、会いに行ってきたのです。
私がその人に会うのは38年ぶりです。
同じサークルの同級生たちが集まり、プチ同窓会のようなものが開かれました。

このプチ同窓会の話があったときは、すでに母の具合が悪く、いつどうなるか分からない状態だったので、その旨を幹事さんに話してありました。
なので、前日、再度幹事さんから確認の電話があり、先週母が亡くなったことを話しました。
北海道から出てくる人は、当時サークルの部長さんで、私が副部長をしていたという縁もあります。
同級生なのですが、年齢は彼の方が上で、何年か前に脳梗塞で倒れ、今は定年退職をして、年金生活とのこと。
子供はなく、奥さんと二人で静かに暮らしているそうです。
人は、大病をすると気が弱くなってしまうらしく、昔の同級生にたまらなく会いたくなったと言ってこちらに出てくるということでした。
私は、母のことがあったので、ちょっと迷いましたが、このチャンスを逃したら、二度と彼と会うことはないかもしれないと思い、行く事にしました。

『ライオン』というビアホールなのですが、個室があり、私たちだけでゆっくり歓談ができました。


会がお開きになる頃の写真です。


全部で8人集まったのですが、他にも38年ぶりに会う人がいたりして、一人一人近況報告をし、現在まで知らなかったそれぞれの経緯に驚いたり、納得したり。
北海道の彼は、何度も何度も
「会えてよかった」
と言ってくれました。
「人間、誰しもこの先、どんなことになるかわからない。」
な~~んて、考える年になったんだなぁ。
やっぱり、思い切って、出かけていって良かったなと思いました。

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先ほど、このときの幹事氏から電話がありました。
「申し訳ない。俺、相当酔っちゃって、何も覚えていないんだよ。」
から電話は始まりました。
会がそろそろお開きになる頃、お店の人から精算の話があり、どうしても一人分の会費が足りないとのこと。
「誰?誰が払ってないの?」
と言っても、誰も該当者はなく、仕方なしに一人千円ずつ出して一人分の会費にしました。
結局、最後まで誰がお金を払わなかったのかわかりませんでした。
ところが、今日の電話で、お金を払わなかったのが幹事氏だったということがわかりました。
「俺、店に金を払ったのも全然覚えていないんだよ。その店を出たのも覚えてないし、その後、コーヒーを飲んだのも覚えない。でも、不思議とちゃんと家に帰ってたよ。それでね、どうも、俺、会費を払ってないみたいなんだよ。」
と言います。
「ははは。だから、みんなで千円ずつ出したのよ。まぁ、仕方ないから、今度何かの時にその分、埋め合わせればいいじゃん。」
と言ったのですが、
それではどうしても気がすまないと言います。
それで、私が母が亡くし、そんな状況ではないのに会に出席してくれたから、私の会費を免除するということで、ひとり分の会費を私に送ると言います。
「みんなにも電話して、了解を得たから。」
と言います。
何度も、お断りしたのですが、自分の気がすまないので、どうしてもそうさせて欲しいと言います。
「それであなたは気が済むでしょうけど、私がその一人分の会費を背負うのは負担だわ。」
と言ったのですが、こうなったら、いくら言っても無駄だろうと思ったので、とりあえずは、その会費を引き受けることにしました。
また次回があるかどうかわかりませんが、それを取っておいて、何かの時に埋め合わせれば良いかなと思っています。

まったく、世話の焼ける幹事氏です。




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