はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

高齢者講習

2019年12月16日 | 出来事
12月13日、高齢者講習へ行ってきました。
「13日の金曜日なんて、縁起が悪いな」と思いましたが、
「キリスト教信者じゃないんだから、関係ないでしょ」
と主人に言われました。

8時半受付開始で、私はずいぶん早く着いてしまいましたが、それでもすでにちらほらと講習の人が待っていました。
受け付けは到着順というわけではなく、先方で決めた順番で受付され、何故か私が一番でした。

講習のハガキと免許証とお金を用意して、受付を済ませ、全員が受付を済ませたところで、教室へ案内されます。
教室には、記名式のアンケート用紙が置かれていて、各自それに記入します。
なんてことのない質問ではありますが、回答しにくいものが2~3ありました。
「はい」と「いいえ」の二者選択しかなく、どちらともいえないものの回答に迷いました。
たとえば、「あなたは、運転に自信がありますか?」という質問がありましたが、私は、免許を取ってから、自分は運転が上手いと思ったことは一度もありません。
なので、運転に自信があるか?と問われればノーです。
でも、「運転に自信のない人は運転してはいけない」と言われます。
実際に運転して、免許の書き換えをしようとしている私は、「運転に自信がないとは書けない」と思いました。
「自信がない」にチェックを入れれば、「それなら免許の更新は止めなさい」ということになるなと思いました。
そのように回答に迷ったことがありましたが、実際の自分の思いとは異なった回答をしたものが2~3ありました。

アンケートの記入が終わった後、教習所の教官の講義を聞きます。
内容は、最近の道路交通法の改定、たとえば「ながらスマホ」に関してとか「あおり運転」に関しての罰則などについての話がありました。
そして、最近の高齢者の運転による事故の何例かの話で、それらの原因は老化による様々な機能の衰えから来ているという話でした。

その後、目の検査をしました。
普通の視力検査ではなく、動体視力、夜間視力、視野の測定の検査です。
私は、7年前に白内障の手術をしてから、視力が回復して、裸眼で免許の更新ができるようになったのですが、最近はかなり視力が低下しているのを感じていたので、敢えてメガネをかけないで検査を受けました。
というのも、この講習での検査結果は、免許の更新には関係なく、単に参考ということだったので、自分が裸眼でどの程度周囲のものが見えるか知りたかったので、裸眼で検査を受けました。
でも、やはり視力はかなり落ちているのがわかりました。
それで、今後は車を運転するときは、メガネをかけようと思いました。
今までも、夜間や夕方、雨の日のは、メガネをかけて運転していましたが、今後は日中でも運転するときは、メガネをかけることにしました。

目の検査の後は、運転です。
試験ではないので、特に何を言われるわけではありませんが、慣れない場所での運転は、やりにくかったです。
3人一組で車に乗るのですが、やはり、私が最初に運転することになりました。
教官から「最初で良いですか?」と聞かれたので、はっきり「いやです。」と答えました。
最初が一番不利になるのに決まってます。
最初の人が気づかなかった事を次の人はクリアできるわけで、二番手三番手の方が有利です。
でも、「試験ではないので、早く終わってしまった方が良いんじゃないですか?」と言われ、順番を変更する気はないらしいのを感じたので、最初に運転することにしました。

でも、特に緊張することなく、普段通りに運転することができました。
普段通り過ぎて、ダメだしされた部分もありましたが(苦笑)

二番手の方が有利なはずなのに、私の後に運転した女性は、私が気づかなくて注意された停止線に気づかず、かなり緊張されていたようでした。
停止線だけでなく、踏切の前で一時停止をしなかったり、センターラインをオーバーしたり、ウインカーを出さなかったり、逆方向に出してしまったり、横から来た車にぶつかりそうになって急ブレーキを踏まれたりということがありました。
多分、あがり症なんだと思います。
普段は、ちゃんと運転できると思うのですが、雰囲気にのまれてしまったように思いました。

その時の教官の言葉にはトゲがあり、私の事ではなくても不愉快になりました。
あの講習は、何のためにやるんだろうと、ずっと考えました。
どうしても、不快感だけが残りました。

教習所の人は、私が免許を取った頃に比べると、言葉遣いは丁寧になり、物腰は柔らかくなったと思いますが、根本的なところは変わっていないと思いました。
人を見下すような感じを受けたし、高齢者に対して、最初から先入観でダメという感覚で接している。
教官自体も高齢者なのですが、いかにも自分の運転は上手いというのをひけらかしているようで、不愉快な感じだけが残りました。
教官は、毎日あの狭い教習所の中を運転して、どこに何があるかを熟知しているわけで、私たちのように初めてあの中を運転する人とは違います。

実際の道路を走る時、踏切の前で一時停止をしないはずはなく、あの実施運転は何のためにやるんだろうと未だにわかりません。
あの運転で、ダメだったからと言って、免許の更新ができないわけではなく、ダメだったところの説明を受けて、再度運転しなおしするわけでもありません。
ただ、ダメと言われるだけです。
高齢者に嫌な気分だけを残すことで、早期の免許返納を促すことが目的なんだろうかとも思いました。

70歳以上になったら、この講習を受けない限り、免許の更新はできないので、仕方ないですが、高額の受講料を払ってこの講習を受ける意味がどのくらいあるのかなと思いました。
でも、これを受けて終了証をもらえば、更新の時は視力検査だけで、免許の更新ができるそうです。

70歳から75歳までの講習料は、5100円です。
思いがけない現金出費で、普段あまりお金を持たない私は、現金の持ち合わせが少なくなり、帰りにATMに向かいました。
ところが、びっくりしたことにどこのATMも大行列。
教習所から私の家までの間には何か所かATMがあるのですが、どこも行列ができています。
一体何なんだろう?12月13日は、給料日でもないだろうし、「ごとうび」でもない。
どうしてなんだろうと思いましたが、「そうだ!年金の支給日だ!」と思い当たりました。
15日が日曜日なので、13日に支給されるんだ!
それで、行列の意味がわかりました。

私は、年金を当てにして生活しているのですが、普段あまり現金を持たないので、年金が入ったからと言って、特に銀行へ行く必要がなく、気が付きませんでした。
あの行列に並ぶの嫌で、結局、現金を下ろすこともできず、帰ってきました。

今回の講習で、一番良かったと思ったのは、メガネの必要を感じたことでした。
それ以外は、なんだかなぁでした。

最新の画像もっと見る