
先週の半ばごろだったと思います。
息子宛に荷物が届きました。
パッケージからすると中身は蟹のようです。
送り主は、会社の人みたいです。
先週は息子は夜勤の週でした。
夜勤の時は、私が家に帰るといつも息子は眠っています。
起こすと怒るので、息子の部屋の電気が消えているときは、何があっても、起こさずにいます。
息子宛ですが、
「《要冷凍》届いたらすぐに冷凍庫へ入れてください」
と書かれているので、とりあえず無断でパッケージを開けて、蟹を冷凍室に入れました。
そして、部屋で寝ている息子にメールをしました。
「○○さんという人から蟹が届いているよ。とりあえず、冷凍庫に入れた。」
と書きました。
そして、週末になり、やっと息子と顔を合わせました。
「今日、蟹を食べよう!」
と息子が言うので、娘たちにも話をし、その日の夕食は鍋にすることにしました。
送り主の話で、
「絶対自然解凍。水で解凍しては駄目」
とのことなので、朝、冷凍庫から出しました。
焼いても、しゃぶしゃぶでも、生でもよしとのことなので、どうやって食べようかと話しました。
ところが、夕飯の時間になり、鍋も出来、さて、蟹をどうやって食べようかと息子に聞こうと思ったら、息子はまたまた眠っています。
電話で呼んでも起きません。
娘も孫たちも蟹を楽しみにしていましたが、息子に送られてきたものを、当人がいないのに勝手に食べるわけにもいかず、蟹はそのまま冷蔵庫に置くことになりました。
夕食もすっかり済み、娘たちが帰ってしばらく経ってから、息子は目を覚ましたらしく、
「あーっ、ごめん。目覚ましをかけておいたのに、目が覚めなかったらしい。」
と言い、
「寝起きだから何も食べたくない。」
とラスクを持って部屋に戻って行きました。
そして、翌日、
「今日こそ、蟹を食べないと、解凍しちゃったし、ダメになっちゃうよ。」
と言うと
「わかってるよ。今日は絶対食べるから。」
と。
解凍してから一日置いてしまったので、生で食べるのは無理だろうということで、息子のリクエストで焼き蟹にして食べました。
娘たちは、蟹のためにその日も我が家にやってきました。
焼いた蟹は、身がたっぷりで美味しかった♪
まめたろうは相当気に入ったらしく、ずいぶんたくさん食べていました。
私=焼く人、みんな=食べる人
あげくの果てに、キッチンに一人立ち、せっせと蟹を焼いている私に
「ねぇ、お母さんも少しは食べるんでしょう?」
だって。
「そりゃあ、食べるよ。私にも味見くらいさせてよ。」
と言いました。
結局、私は残しておいてもらった肉の多い足1本と爪1個、下にごそっと入っていた甲羅の食べにくい部分を食べました
何がうれしいって、蟹もうれしいですけど、息子が会社の人からこんな贈り物が来るようになったことが何よりもうれしい♪
27歳までフリーターを続けて、いつになったら定職についてくれるんだろうと悩みの種だった息子も、今の会社に勤めるようになってからそろそろ6年になり、少しずつ出世もしているようです。
会社の人から「お世話になります」という内容の年賀状も届くようになり、親としては、息子のそんなことが何よりもうれしいんです。

息子宛に荷物が届きました。
パッケージからすると中身は蟹のようです。
送り主は、会社の人みたいです。
先週は息子は夜勤の週でした。
夜勤の時は、私が家に帰るといつも息子は眠っています。
起こすと怒るので、息子の部屋の電気が消えているときは、何があっても、起こさずにいます。
息子宛ですが、
「《要冷凍》届いたらすぐに冷凍庫へ入れてください」
と書かれているので、とりあえず無断でパッケージを開けて、蟹を冷凍室に入れました。
そして、部屋で寝ている息子にメールをしました。
「○○さんという人から蟹が届いているよ。とりあえず、冷凍庫に入れた。」
と書きました。
そして、週末になり、やっと息子と顔を合わせました。
「今日、蟹を食べよう!」
と息子が言うので、娘たちにも話をし、その日の夕食は鍋にすることにしました。
送り主の話で、
「絶対自然解凍。水で解凍しては駄目」
とのことなので、朝、冷凍庫から出しました。
焼いても、しゃぶしゃぶでも、生でもよしとのことなので、どうやって食べようかと話しました。
ところが、夕飯の時間になり、鍋も出来、さて、蟹をどうやって食べようかと息子に聞こうと思ったら、息子はまたまた眠っています。
電話で呼んでも起きません。
娘も孫たちも蟹を楽しみにしていましたが、息子に送られてきたものを、当人がいないのに勝手に食べるわけにもいかず、蟹はそのまま冷蔵庫に置くことになりました。
夕食もすっかり済み、娘たちが帰ってしばらく経ってから、息子は目を覚ましたらしく、
「あーっ、ごめん。目覚ましをかけておいたのに、目が覚めなかったらしい。」
と言い、
「寝起きだから何も食べたくない。」
とラスクを持って部屋に戻って行きました。
そして、翌日、
「今日こそ、蟹を食べないと、解凍しちゃったし、ダメになっちゃうよ。」
と言うと
「わかってるよ。今日は絶対食べるから。」
と。
解凍してから一日置いてしまったので、生で食べるのは無理だろうということで、息子のリクエストで焼き蟹にして食べました。
娘たちは、蟹のためにその日も我が家にやってきました。
焼いた蟹は、身がたっぷりで美味しかった♪
まめたろうは相当気に入ったらしく、ずいぶんたくさん食べていました。
私=焼く人、みんな=食べる人
あげくの果てに、キッチンに一人立ち、せっせと蟹を焼いている私に
「ねぇ、お母さんも少しは食べるんでしょう?」
だって。
「そりゃあ、食べるよ。私にも味見くらいさせてよ。」
と言いました。
結局、私は残しておいてもらった肉の多い足1本と爪1個、下にごそっと入っていた甲羅の食べにくい部分を食べました

何がうれしいって、蟹もうれしいですけど、息子が会社の人からこんな贈り物が来るようになったことが何よりもうれしい♪
27歳までフリーターを続けて、いつになったら定職についてくれるんだろうと悩みの種だった息子も、今の会社に勤めるようになってからそろそろ6年になり、少しずつ出世もしているようです。
会社の人から「お世話になります」という内容の年賀状も届くようになり、親としては、息子のそんなことが何よりもうれしいんです。

