はーちゃんの気晴らし日記

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とてもいいい

2016年10月24日 | わたくしごと
Jリーグへ行った土曜日は、午前中、胃カメラ検査でした。

10時半からの検査でしたが、10時までに受付を済ませるように言われました。
10分前くらいに受付を済ませると、10時ぴったりに名前を呼ばれ、二階の別室へ案内されました。
それからが、ずいぶん待たされました。

やっと看護婦さんが来て、最初にのどの麻酔をしました。
ゼリー状の麻酔を口に含み、のどの辺りに溜めたまま、3分待ちます。
徐々に口の中に麻酔が効いてきているのがわかり、吐き気がしてきました。
普段の3分はあっという間ですが、その時の3分は長くて長くて、口の中の麻酔を吐き出してしまいたいと思いました。
看護士さんも
「こののどの麻酔が嫌だっていう人は多いんですよ。胃カメラを飲むより、この麻酔の方が嫌だと言う人はたくさんいるんですよ。」
と言っていました。

やっと3分経って、看護婦さんから、再度麻酔を口に入れられました。
それから再度3分、口の中に入れたままにします。
「うがいのようにガラガラできれば、やってみてください」
と言われましたが、
「とてもそんなことはできない」
と、私は言いました。
「できなければ、検査の時に、スプレー式の麻酔をのどにするので大丈夫です」
と言われましたが、私は、うがいのガラガラどころか、二度目の3分麻酔を口に入れておくことすらできませんでした。
看護婦さんも苦しそうな私を見かねたらしく、
「それでは、良いことにしましょう」
と言って、口の中のものを全部出すように言いました。
それから肩に胃の動きを止める注射をしました。
その注射もかなり痛かった!

その後、すぐに検査に入りました。
その病院は、胃カメラの時、麻酔をしない方式です。
前回検査を受けた病院は、会社の近くの病院で、麻酔をしてくれるので、眠っている間に終わってしまい、検査はとても楽なのですが、今回は胃痛のため通院していた関係もあり、苦しい検査はわかっていましたが、その病院で検査を受ける事にしました。
もう10年以上前にもその病院で検査を受けていて、その時にも苦しい思いをした経験があるのですが、時代も進んでいて、多少は苦しさも軽減されるかもしれないと思いましたが、苦しさは、当時と、全く変わりませんでした。

私の胃の中の様子がそばにあるモニターの小さな画面に映しだされるので、多少は気がまぎれますし、カメラがどこを動いているのかわかるのですが、管がのどから食道を通る時は、何度も「オエッ」「オエッ」となりました。
検査の先生は、
「病院によっては、麻酔をかけて眠っている間に検査をするところもありますが、それだと自分の胃の状態がまったくわからないので、この病院では、敢えて麻酔をかけずに、自分の目で胃の中を見るような方法を取っています」
と言っていました。
胃の状態は見えなくても、やっぱり苦しくない麻酔の検査の方が良いと、心から思いました。

私が胃カメラを飲むことになった経緯は、市の健康診断で、再検査の通知が来たからです。
「多発性ポリープ」
というのが、私の再検査の理由です。
それは、数年前からわかっていて、去年も同じ報告が来たのですが、放置していました。
私の場合、多発性なのでポリープを切除しきれないため、毎年健診でひっかかるのは当たり前のことなんです。
今回も放置するつもりでいましたが、ひどい胃痛が続いために、念のために胃カメラを飲むことにしました。
でも、検査が近づくにつれて、胃はすっかり良くなっていて、何度も検査のキャンセルをしようかと思っていたのですが、
う~ん・・・
とうとう当日になってしまいました。

カメラが胃に入ると、続々とポリープが見えてきました。
大きいのや小さいのが、点々とあります。
先生は、
「これは、お守りだと思っていて良いですよ。」
と言います。
「ピロリ菌がいる人には、このポリープはできない事が多いんです。
なので、このポリープがある人には、ピロリ菌がいない。
ゆえに胃がんになる確率は低いということなんです。」
と。

「胃がんの原因が、全部ピロリ菌ということではないけれど、それでもピロリ菌が原因の事が多いので、あなたの胃はとても良い胃です。
このポリープがなくなってきたら、要注意です。」
とのこと。
私くらいの年齢で、一度もピロリ菌を持ったことがない人は、珍しいと言われました。
「よほど育ちが良かったんですね」
と言われました。
ピロリ菌は、井戸水を飲むことで発生するらしいので、私が井戸水を飲んで育って来なかったということが、”育ちが良い”という発言になったようですが、決してそんなことはありません。

私は、埼玉県で生まれ、6歳近くなるまでそこで暮らしました。
小さな借家でした。
でも、その家は、水道水でした。
そういえば、周辺の家は井戸水を主に使っていたのを思い出しました。
その周辺は、母の実家を含めて、地元の一族が住んでいて、みな農家を営んでいました。
どの家も井戸水で生活していました。

その後は、東京に出て来て、結婚するまでそこで暮らしていたのですが、当然、水道水でした。
そんな生活をしてきたので、井戸水を飲んだ記憶はありません。
それが、幸いしたと思います。

カメラは、一気に十二指腸までいき
「十二指腸もとてもきれいですよ。」
と言われ、病理検査のためにポリープを一部だけ採取しました。
「ちょっと胃酸が多く出過ぎることもあるようだけれど、それは、胃の調子が良いってことなんですよ。
年齢の割に胃の壁もきれいです。」
とのこと。
「あなたの胃は、とても良い胃です。」
と。

そして、食道がんの検査で、青い液体を食道に撒きました。
「青い液体が黒くなると、そこにがんがあるということですけど、あなたは問題ありません。」
ということでした。

市の健診を受けると、必ず再検査になるので、今後は、市の健診は受けずに、2年に一度くらい胃カメラを飲むようにすれば良い。どうしても胃カメラが嫌なら3年に一度くらいでも大丈夫だと思います。
と言われました。

”とても良い胃”と言われて、褒められたような気になっていい気分になりました。
若いころから、「自分は胃が弱い」と思い込んでいたので、ちょっと自信が持てました。

苦しい検査でしたが、受けて良かったかな?
でも、やっぱり、麻酔をかけた検査の方が良いなぁ。


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