野良ネコあれこれ

このネコ、野良猫なんですよ。
まるで、このお家で飼われている猫みたいでしょう？


このお家は、以前はボンちゃんという大型犬がいました。
ボンちゃんとこのネコは、とても仲良しでした。
ボンちゃんが庭で寝そべっていると、このネコが来て、寄り添って寝ていました。
ボンちゃんのごはんも二匹で分け合って食べていました。
普段は、どこにいるのかわからないのですが、いつの間にかやってきては、ボンちゃんのそばにいました。

数年前、ボンちゃんは、亡くなりました。
ボンちゃんが亡くなった後も、このネコは毎日やってきました。
ボンちゃんを亡くしたご夫婦は、仲の良かったこのネコを自分の飼い猫にしようと決め、何とか家に入れようとしたのですが、野良猫時代が長かったせいか、家にいれるとパニックを起こしてしまうらしく、どうしても家に入れることができなかったと言っています。
普段、どこで生活しているのかはわかりませんが、このお家の前を通るとこうして、まるで門番をしているかのようにこのネコが座っていることが多いのです。

いずれにしても、ネコの大嫌いなクマにとっては、目障りな存在には違いないのですが。

それから、私の会社の前にいつもいる野良猫です。
いつもこうして二匹で、日向ぼっこをしています。


ところが、ある日、こんなポーズを見ました。


わかりますか？
まったく無防備におまたを広げて、両手は万歳して、寝ているんですよ～

よっぽど気持ちよかったんだろうな～

野良猫なのに、まして、野外の駐車場でこんな格好で寝ているなんて！
でも、毎日この猫を見ていますが、後にも先にもこんな格好で寝ていたのはこの時だけです。


それはそうと、昨日の夕方の散歩でまた例の「気の強い猫」に出くわしました。
駐車場の車の影にその猫はいたようですが、クマが車の下に臭いを嗅ぎにもぐろうとした途端、ギャオーと言って飛び出してきました。
そして、今にもクマに飛び掛りそうになったので、私はありったけの大声を出して、猫に
「ギャーーーーーッ！」
と言って叫びながら、足で蹴る真似をしました。
私の声に驚いたのか、猫はそのまま動きませんでした。
急いでクマをひっぱり、その場を切り抜けました。
焦った～
猫は飛ぶし、ひっかくし、クマとあの猫が本気で喧嘩になったら、絶対クマの方が負けちゃいますモン。
何事もなくて良かったです