お盆を前に思うところを書いて寝ます
今年に入って親しき人・・・町内というか行政区の方が三人亡くなられました。
お一人は高校の5年先輩でもあり、私の両親が仲人をした方であります。
県立福岡工業高校を卒業されて今のゼネコントップ5社の一つに入社され、いろんなプロジェクトにかかわって来られました。私が父母から聞いた話では、中東だったかパイプラインの建設などにも参加されたそうです。定年後も福岡空港の油送管施設の仕事にも経験を買われて再登板されてありました。また再就職先も油関係の仕事なさっておりました。
武内さんってお名前です。退職後にふるさとの町内に帰って来られて平成13年ころですが、町内会(行政区)の区長をされました。当番制で役職が回って来まして私は会計の役となりました。
互いに顔見知りではありましたが、一緒に仕事をすることはもちろん初めてでした。
当時の行政区の運営は前例に倣えというもので、事務的にも手書き電卓の時代で・・・かなり遅れてます(笑)
そんな時代に、日本のトップの企業のいわゆる技術屋さん、というかプラント建設の仕事をあたりまえにこなして来た人ですね。
私、会計でしたが、帳簿の記帳が本格的経理職ではないと出来ないくらい、面倒でした・・・それを武内さんに相談したのですが。
数週間後にフロッピーディスクを一枚持ってこられました。私の当時のPCは東芝のダイナブックのかなり薄手のやつで・・・おお!いい機械持ってるね!と笑ってらっしゃいました。
でフロッピーを差し込んで立ち上げ、ここに入力するとこうなる、ああなると・・・
エクセルで会計ソフトを作ってくれたのですね!
記帳する毎日が決算しているようなソフトです。収支報告書にも日々数字が現れるという優れものでした。
当時、私とは電子メールでやり取りしており、次回の役員会は都合で行けないから、私に資料を送ってきて・・・よろしく頼むなどと、運営は上手く行っていました。
ところがです・・・会計監査のときにその家計ソフトからプリントして提出した会計報告を、監査役が受け付けないと言い出したのです(-_-;)
手書きの帳簿で従来通りに記帳されてないといけないと言い出したのですね。挙句の果てはエクセルで計算している数字を電卓を打って検算するのです・・・(-_-;)
武内さんは呆れかえって公民館の床に寝転がって皆に背を向けてしまいました。
私はこれではいけないのかと監査に言いましたが・・・そうやって来たのでと言い張るばかりで、らちがあきません。
仕方ありませんので再度の監査まで1週間の時間を頂き・・・私は一年分の記載を手書きにして帳簿に記帳しました。はまり込みましたね!
再監査を済ませて、総会も承認されたわけですが・・・・こんなに疲れるようなことをしていては世の中のスピードに追い付いていかないなと思いましたね。
それで私は、その会計帳簿の記帳方法を始めた大先輩(ご近所の安倍さん)にご質問しました(笑)
記帳方法ですが、疲れますのでエクセルなど使っていきたいと申しましたら・・・
ご自分が監査になったときにあまりにも会計帳簿が稚拙であったし、懲らしめてやろうと思ってな・・・と話してくれました。
私がいろいろと説明して、パソコンを使ってこうやったのに今の監査さんが駄目だと言うのですと申しますと・・・ヨウスケさん、貴方の思うとおりにしなさいと仰っていただきました。
それで、そのことを監査に言いましても首を縦に振らないので、仕方なく次年度も手書きの記帳を行いました。そして私が監査役になったときに総会の席で会計監査報告をしましたが・・・監査役は行政区の運営などに意見をすることが出来ると規約にあるのです。
それに則り、記帳方法を改めなさいという条件を加えた上で監査報告したのですが・・・
たぶんまだ改められないまま、手書きで行われているのではないかと心配しております(-_-;)
これは今のコロナの時代でも似たようなことが行われているのではないかと思うのです。
従来のひとつの型があればそれに合わせて行っていれば楽。
だけど相手はウィルスではなくて人の命。
これを棚上げにして都合で診療しないとかなんとかかんとか・・・
医師法の何条には命を救えと書いてあるのに、これはしてはならないという条項もある。
この矛盾という世界に降り立ったコロナという、どこからでも人の身体に入り込み呼吸器に重大なダメージを与える。こんなものを相手にすべての民が戦わなくてはならないのに、それができない法が有ったりする。
コロナも早急に感染症2類からインフルと同じ5類に引き下げないといけない時期に来ているのではと思うのだが。
旧き良きという尺度では未来はないと思うのですが・・・コロナに負けますよ。
寝よう!