一句鑑賞

若葉してます

秋アジサイの新芽が出たなと思っておりましたら、どんどん葉を大きくしています。

若葉の季節ですね。季語には・・・若葉の他には。

谷若葉・里若葉・山若葉・若葉風・若葉雨・若葉寒・若葉冷とありますね。

樟多き熊本城の若葉かな   京極杞陽

西日本は楠の木が多いです。水田の中にこんもりといわゆる鎮守の森などは楠が多いですね。一年中茂っていた楠の葉は、今この時に新芽が開いていくと同時に散ります。が、その散りざまは凄いです、パラパラと感傷的などとは大違い!ひと風吹こうものなら、ざーっと言う風の音に負けじと散らします。落ちた葉は風によって吹きだまりを作ったりします。

若葉風ひとゆれで発つ小海線   土生重次

この景色の若葉はなんでしょう?

夕若葉まだ文字読めて灯(ひとも)さず   岡本眸

若葉の明るさをまとっているのでしょうか?そんな気持ちの元気さを感じます。

みんな元気になる季節が来ましたね。しかし樟落葉を掃き寄せては運ぶ作業は大変そうです。

季語には楠若葉などと木々の名であります。

下関市の地名はすぐに浮かびませんが・・・枝をそれこそ八方に伸ばした大楠があります。

山頭火の句碑がありまして・・・大楠の枝から枝へ青あらし・・・だったか。

これは五月ぐらいの句でしょうね。

といったところで

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