一句鑑賞

手は心の動きを表すのかな?

わが家の玄関先の花で、暗くなってくると閉じ始めます。

午後七時ですが、こんな感じでしたのでスマホで撮りました。玄関灯と奥の足元灯の明るみでは足りないのかフラッシュが自動で入りました・・・なるほどな!携帯カメラの進歩は凄い。しかし数秒間スマホを動かさないのは難儀です(^_^;)

今夜は半月から一夜目ですが月を見忘れていました・・・

歳時記には・・・古来、秋の月はさやけさを愛で、春の月は朧(おぼろ)なるを愛でるというように、滴るばかりの艶なる風情を楽しむ。とありますが・・・

こちらは晴れ続きで空気は乾燥してます。

滴るばかりの月を見たいものですが、これは3月ころでしょうね。

春の月の例句を見ると、中村汀女のあの句が・・・

外にも出よ触るるばかりに春の月

やはり滴って手に触れるようだと。

もう一句・・・

春の月ひとりの鍵を手に鳴らし   有馬籌子

数年前にも鑑賞したことがあるのですが、好きな句です。

ひとりの鍵、これはマンションなのか或いは戸建てかは別として、マイルームへのキーなんです。それを手に鳴らしながら帰宅しているのです。

おそらく充実の一日の帰宅時の句だと思います。ふだんは一人住まいに帰るときはちょっと寂しさもありますが、いいことがあったのでしょうね。見上げれば春の月、余計に嬉しく手の鍵を思わず鳴らしていたのでしょうか。

作者のことも、この句の真の情景も分かりませんが、いろんな昼間の出来事その情景を伺わせますね。

春の月はそんな弾むような力を持っているのでしょうね。

両の手は尻ポケツトに春満月

といったところで

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