大连どこでも学校

大連で日本語を学ぶ中国の学生たちと中国語を学ぼうとしている日本語教師の相互学習のブログです。

うれしやたのしや“弼馬温”

2015-09-11 22:33:48 | 『西遊記』日本語訳
夏休み前に完成していた第四章を原文とともに掲載します。

 うれしやたのしや“弼馬温”

 四海竜王と十代閻魔王は、悟空がやった悪い事すべてを玉帝に訴えました。玉帝は悟空を屈服させるために神の兵と将を派遣するつもりでした。しかし、この時、太白金星は、悟空を天空まで召して低い官職を授与するなら彼を拘束することができるとアイディアを出しました。玉帝は、なるほどそのとおりだと思って、玉帝の命令を伝えるように彼を派遣しました。
 
 太白金星は瑞雲に乗って花果山に行きました。悟空は天宮に上り遊びたかったので、太白金星の話を聞き、喜んで彼にしたがって一緒に天宮に行きました。

 玉帝は「弼馬温」という官職が欠員だと聞いて、悟空に弼馬音を授けました。そういうわけで、悟空は弼馬温になりました。千頭の馬の世話を担当しました。彼は毎日、まじめに仕事をして丹念に馬を飼育しました。まもなく馬はがっちりした体に育っていきました。半月が過ぎて、ある日、悟空は数人に監察官と酒を飲んで雑談している時、自分の官職の官位を監察官に聞き、なんと弼馬温の官職は最低であることがわかりました。このことが悟空を怒らせました。彼は酒席をいっきにひっくり返して、暴れまくって天宮を飛び出し、花果山に帰ってしまいました。山に帰ってからも、悟空はずっと心穏やかではなくて、それで自分で大きい旗を作って“齋天大聖”の四つの字を書いて、花果山の山頂にかけました。

 玉帝は悟空が無断で天の宮殿を離れたのを知り、李天王とナーザに彼を捕えに行くよう命じました。李天王とナーザは大量の神の兵と将を率いて花果山に行きました。悟空は甲冑をきちんと身に付けて、水れん洞を出て迎え撃ちました。先陣をつとめる巨灵神は悟空の一撃で徹底的にやっつけられたので、ナーザは急いで出陣して、大声で
「私はナーザだ。玉帝の命令に従って、貴様を捕えに来た。」
と言いました。悟空は、
「おまえなんか知らない。おまえが見るのは私の旗に書いてある文字で、帰って玉帝に伝えろ。もしも彼が私にこのような官職をくれなければ、私は必ず天の宮殿を乗っ取るぞ!」
と言い返しました。ナーザは非常に怒って、変身して手には6種類の武器を持ち、憎々しげに悟空襲いかかって行きました。悟空も変身をして、3つの頭と6本の手で如意棒を3本持って出迎えて、2人はそれぞれ偉大な威力を現して、30回に及ぶ戦いをしました。

 ナーザの6種類の武器は幾千幾万にも変化して、悟空の如意棒も多様に変化して、2人は武器を雨粒の流星のように振り回し勝負がつきません。この時、悟空は機敏にも1本の毛を抜いて、声を出して「変われ!」と叫びました。すると、この毛はすぐに悟空の姿になりました。しかし本当の彼はナーザの後ろに回り、ナーザの後頭部の突き出た部分を一撃で打ちました。ナーザは苦痛に耐えて逃げるよりしかたがなくて、失敗して帰りました。

 ナーザは李天王の前に来て言うには、
「あのサルは水れん洞の入り口で1枚の旗を立てて、“齊天大圣”の4つの字を書いていました。彼は玉帝に齊天の大聖人を授けてもらいと言っています。そうでなければ天の宮殿を乗っ取ると言っています。」
そこで李天王は帰ってそのことを玉帝に伝えました。

 それを聞いた玉帝は非常に怒って、再びたくさんの兵を派遣しようとしました。この時、太白金星はまた上奏して「神の兵将が孫悟空を打ち負かすことができるとは限りません。彼に「齊天の大聖人」の空いている官職を授けましょう。彼を拘束したほうがいいです。」と。
 玉帝はそのとおりだと思って、自ら命令を書いて太白金星を派遣し悟空を天の宮殿に誘うことにしました。

 太白金星は再び花果山に戻って、玉帝の命令を読み上げました。悟空は目的が達したので、喜んで太白金星に従って天宫に戻りました。そこで玉帝は正式に悟空に齊天の大聖人を授与しました。また部下に命じて桃園に近いところに齊天の大聖人の宮殿を建てさせました。そして2人の官吏を派遣して悟空の世話をさせました。悟空は楽しく仕事をしました。


【原文】

  第四章   欢天喜地龙宫得宝

  四海龙王和十代冥王都向玉皇大帝告了悟空的状。玉皇大帝准备派天将降伏他。这时太白金星出了个点子,建议把悟空召到天宫,封个小官,这样就能管束他了。玉帝觉得有道理,便派他前去传旨。太白金星乘着向云,来到花果山水帘洞。悟空正想上天游玩,听到太白金的话,高兴地随他一同来天庭。玉帝听说御马监缺个职位,就封他做了弼马温,

 悟空当上弼马温,负责照看上千匹天马。他每天尽职尽责,精心喂养,不久就把天马养得膘体壮。半个月过去了,一天,悟空和几个监管饮酒聊天时,问起自己的官职品级,没想到监管们告诉他,弼马温的官职是最低的,这可惹恼了悟空。他一气之下推翻了酒席,一路打出天界,回到花果山。到家后,悟空一直愤愤不平,索性自己做了一面大旗,写上齐天大圣四个大字,挂在花果山。

 玉帝知道悟空私下天界后,命托塔李天王与哪吒三太子去捉拿他。李天王和哪吒带领大批天兵天将来到花果山,悟空穿戴好盔甲,出洞迎战。打头阵的巨灵神被悟空一棒就打翻在地,哪吒三太子连忙出阵,喝道 “我是托塔李天王的三太子哪吒,奉玉帝的旨令,特来捉你。
悟空说管你是谁你看我的旗上是什么字号,回去告诉玉帝,如果他不给我这种官衔,我定要打上灵霄宝殿!”哪吒大怒,变作三头六臂,手拿六种五武器,恶狠狠地向悟空打来。悟空见了,也变作三头六臂,用六只手拿着三根金箍棒相迎。二人各显神威,大战三十回合。

 哪吒的六种武器变作千千万万,悟空的金箍棒则变作万万千千,二人的武器舞得像雨点流星一般,不分胜负。这时,悟空手疾眼快,拔下一根毫毛,叫声变这根毫毛,叫声变这根毫毛立刻变成他的模样,可他的真身却来到哪吒身后,一棒子打到哪吒的打到哪吒的后脑勺。
哪吒只好忍痛逃走,落败而归。

 哪吒回来告诉李天王这猴子在洞口竖了一面旗,写着齐天大圣四个字。他想让玉帝封他做齐天大圣否则就要打入天庭。于是李天王回去将请况禀告了玉帝。

 玉帝闻言大怒,又要兵派将,这时太白金星又启奏道天兵不一定能打败孙悟空,不如就封他齐天大圣的空官衔,只把他管制起来就行了。玉帝觉得有理,便写下圣旨,派太白金星前去招安。

 太白金星又来到花果山,宣读了玉帝的圣旨。悟空见目的达到了,就开心地随太白金星重返天庭。玉帝正式封悟空为齐天大圣,又命人在蟠桃园附近建起一座齐天大圣府,还派了两个仙吏服侍,悟空着才高高兴兴地上任。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿