大连どこでも学校

大連で日本語を学ぶ中国の学生たちと中国語を学ぼうとしている日本語教師の相互学習のブログです。

1学期最後の「どこでも学校」 教育の自由をめぐって

2014-12-21 21:51:41 | 現代中国
私自身の帰国、学生たちの日本語能力試験と、「どこでも学校」は3週連続でお休みでした。

そして、今日12月21日、3週間ぶりにどこでも学校を開催しました。これは1学期最後の催しでもあったのですが、それにふさわしい充実した内容でした。

第1部は、現代中国をめぐってAQからの問題提起でした。前にも書いたかもしれませんが、「現代中国」をどこでも学校の企画に加えたのは学生からの指摘からでした。“西遊記”の日本語訳をするなかで、学生から、「今の中国」についても知ってほしいし、話題にしたいと。願ってもない申し出でした。第1回目は、日本語の力もまださほどない「五月」(ペンネーム)が、四川省地震を取り上げました。ニュースをもとにした日本語訳でしたが、彼女としては精一杯頑張りました。

その後、問題提起があったのはメンバーの中でも、日本語力は誰もが認める折り紙つきのAQです。しかも、その提起をそのまま記すと、「大学の授業中の中国。大学教師が中国に悪口傾向と教師からの言論の自由を主張」一体、大学生にとって教師から自分の国がマイナス面とばかりと吸収するのは本当にいいですかと。」

少し分かりにくいので彼女をよんで聞いてみました。彼女の問題提起は、ある新聞記事がもとになっています。大学の教師が、中国のことを悪く言うのは学生たちに悪い影響を与えるのではないかという論調で書かれた記事です。

まず、言論の自由がないと日本では聞かされている中国ですが、政府批判をする大学の先生は少なくはないのでしょう。そして、同じことは日本でも起こっています。政府と異なる見解を教科書に掲載することが許されたなくなりつつあります。まるで同じ問題が中国でも日本でも起こっているのです。

では、この問題について、今の中国の若者はどう考えているのか、大いに興味があるところです。しかし、このテーマだと、日本語で議論をするには難し過ぎます。今回、学生たちは中国語で議論しました。なかなか白熱した議論ではありましたが、私にはチンプンカンプンです。これから、文字起こしをし、日本語訳するにはかなりの時間がかかりそうですが、是非実現したいと思います。





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