論点をずらしていく。当ブログで頻繁に使っている論法だと思います。例えば、前記事
『「大切なものは世界の片隅にある」のか?』は『「大切なものは世界の片隅にある」かもと考えた方が気楽』を結論として書きましたが、論点ずらしているなと自分でも思いました。
ただ、変なこと言っていると感じるかもしれませんが、論点をずらしていくこと自体は悪いことではないと思っています。特に就職活動のエントリーシート作成や面接においては。
「短所は何ですか」という問いは頻出の問いかなと思います。この問いの答えに対しては、自己PRしたい特性をひっくり返して短所として提示し、論点をずらして、自己PRにつなげることをオススメします。
(短所を聞くことの狙いは、自分の弱点を把握してますか、ということだと考えられるので、端的に提示して流すことは間違っていないと思います。)
例えば、慎重さをアピールしたいときは、「行動が一歩遅れてしまうことです。全体像を見て方向性が間違っていないかを見定めてから一歩踏み出すので、行動が一歩遅れてしまうことがあります。例えば、〇〇学のレポート作成において、レポート提出期限は守りましたが、書き出しが友人よりも遅れてしまいました。御社に入社後は一歩目の行動が早くなるように全体像の見定めを素早くできるよう努めたいと思います。」くらいに答えるといいと思います。
(〇〇学のレポート作成もアピールしたい事項を選ぶといいと思います。詳しく聞かれたときに、自己PRに持っていくためにです。)
浪人、留年、休学の事情がある方もいらっしゃると思います。そういう方に浪人、留年、休学の事情を聞いてくることは実際の面接であると思います。例えば「留年の事情は?」といった具合に。
浪人、留年、休学を克服したことをアピールできる方はその克服したことをアピールしたらいいと思います。
ただ、中にはあまり話したくない事情の方もいらっしゃると思います。そういう方には、事情を端的に提示し、論点をずらして、自己PRにつなげることをオススメします。
例えば、「このまま〇〇学部で学ぶことが自分に合っているかを考えすぎてしまい、単位を揃えることができず、留年してしまいました。留年後には入学時〇〇学部を志望した動機に立ち戻り、学びに努めました。例えば、〇〇学のレポート作成において…」と自己PRできる具体例につなげていく感じです。
短所や浪人、留年、休学という事実そのものは自己の今の適性や能力に関係がないあるいは相当関係が薄い事項です。
だから、当該事実を聞いている場合でも、軽く答えるにとどめて、自己の適性や能力に関係がある事項に論点をずらしていくのがいいと思います。
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