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体力づくりのために近くの山に登りました(その2)

2012年09月27日 | 日記

二上山の登山道には万葉和歌が幾つかあります。

その一つに大伯皇女が弟の大津皇子(謀反の疑いで処刑された)を二上山に葬る時に悲しみ心傷ついて作られた和歌
「磯の上に生ふる馬酔木(あしび)を手折らめど 見すべき君がありと言はなくに」
があります。
意味は「磯のあたりに咲いている馬酔木を手折ろうと思いますけれども、手折ったとてお見せする皇子は、もはやこの世にはおれらませんのに。今は、生きてはいないのだから」のようです。
弟の大津皇子が処刑された後,まもなく姉の大伯皇女は伊勢神宮の斎宮の任を解かれ帰京しました。
あしびは大津皇子の好きな花だったのでしょう。手折ることも出来ず花を前に立ちすくむ大伯皇女の哀れな姿が目に浮かびます。

やがて、山頂真下の最後の小石の道にさしかかりました。

二上山の雌岳の山頂です。高さは474mです。

山頂には日時計があります。

北緯34度には奈良県にある箸墓古墳を中心とする太陽崇拝・山岳信仰の古代遺跡がならび太陽の道と呼ばれています。

二上山もこの線上にあります。ご来光に適した山です。太陽と生活の関わりから日時計が作られました。


体力づくりのために近くの山に登りました

2012年09月27日 | 日記
今日は体力づくりのため、近くの山に登ることにしました。大阪と奈良の県境にある二上山です。

二上山の登山口は、奈良と大阪を結ぶ古代の国道であった竹ノ内街道沿いです。

登山口には地蔵さんがあります。

登りはじめは石畳の道です。

昔、宝酒造の「よかいち」のテレビCMで有名になった榊 莫山(さかき ばくざん)の詩書があった。

その近くに休憩所があります。

そこの休憩所で登山の帰りに朝かゆを食べる会があります。毎月第一日曜日に行われています。

もう少し登り脇道に入ると、奈良県の明日香にある高松塚石棺を切り出した石切り場があります。

やがて表面を砂で固めた道になります。かなり急勾配です。