みなさん、こんにちは。
きょうは《推位譲国 有虞陶唐》のプリントをアップしました。
今回のブログでとりあげるのは「譲」です。
漢字の成立ち辞典によると、つくりの襄は、衣の中にいろいろな物を並べたり、交えたり、のばしたりして柔らかくするようすを示した形だそうです。襄には
「中に割り込ませる」
「柔らかくする」
というイメージがあるそうです。ここから、
壌 さまざまなものが混ざり合って肥えた土。土壌。
譲 物柔らかい態度で人に譲るようす。謙譲。
醸 酵母を入れて発酵させて柔らかくし、酒をつくるさま。醸造。
嬢 やわらかい女性。令嬢。
穣 穀物の種子が穂のなかに割り込み、豊かに実るさま。豊穣。
などとなるそうです。
譲国という字をみてふと思いました。
人に譲るってことは、ものすごく大切なんだと。
というか、譲ることはけっして後手に回るのではない、というか。
漢字を教えるだけでなく、譲ることの大切さも、娘に教えたいものです。
このプリントは、千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考につくりました。
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