小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

153・154 九州禹跡 百郡秦併

2022年02月10日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 今回は《九州禹跡 百郡秦併》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「併」に注目してみました。
 
 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、併のなかにある「并」のには「二つのものを並べる」というイメージがあるそうです。ここから、
 併 并(並べていっしょにする)+人 いくつかあるものをあわせて一つにする。合併。
 瓶 并(ふたつを並べる)+瓦 二つで組になった水汲み用の道具。つるべ。
 屏 并(並べる)+尸 ものを並べて中を隠すさま。
 塀 屏+土 ついたてのように、なかを隠して見えなくする。国字。
 餅 小麦粉をあわせてつくったもち。月餅。もちは国訓。
 となるそうです。

 禹が黄河の治水に努めたことは知っていましたが、九つの州を置いたのも禹だったとは知りませんでした。
 ちなみに千字文(岩波文庫)によると、郡が100を超えたのは漢になってからだそうです。秦がおいたのは36郡。百郡秦併は中国全土という意味とのことです。


 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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