みなさん、こんにちは。
そしてブログでは「芸」に注目してみました。
芸の旧字は「藝」になります。漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、藝は「自然のもの(植物)に手を加えて形よく整える・育てる」と言うイメージがあるそうです。そこから、
熱 埶(内部に生気やエネルギーがこもる)+火 火を焚いたときに出る熱気。
勢 埶(草木に手を加えて形を整える)+力 力で思い通りに操るさま。
褻 セツ。肌着。体に接して熱がこもる衣服。
となるそうです。
ちなみに新字体は藝を芸と略していますが、芸はもともと「ウン」という草(日本では「ヘンルーダ」)を示した漢字で、藝とは別モノだそうです。
なお、熱のところの説明がピンとこなかったので漢字源をひいてみました。
埶は植物に手を入れて栽培する情景で、栽培される側に視点を移すと「生気やエネルギーが生み出される」というイメージがあるそうです。
ここから火が燃えるときに出る熱気を暗示させているとのことでした。
今回の本文は前回に続いて農業指南といった内容ですが、岩波文庫の千字文によると、どちらも詩経の言葉のようでした。単なる農業指南の言葉ではなかったみたいです。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
みなさんのリアクション、お待ちしています。
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