小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

191・192 枇杷晩翠 梧桐早彫

2022年02月20日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 千字文で漢字を学ぶプリントです。
お父さんやお母さんに習いながら音読したり、書いたりして、なんとなくでいいので漢字に馴染んでいきましょう。

 今回は《枇杷晩翠 梧桐早彫》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「」に注目してみました。

 漢字の成立ち辞典(加納喜光著)によると、梧のなかにふくまれる五は、2本の線の間にバツ(×)を入れた形で、「交わる」ことを示しているといいます。
 五をふくむ字には「交わる」というイメージがあり、
 語 吾(交わる+口で、他者と互いに交わる自分)+言 互いに言葉を交えるさま。
 悟 吾(二つのものが互いに交わる)+心 意識が対象と交差して、それがなんであるか悟るさま。
 伍 軍隊などで5人で一組の単位。
 吾 他者と交わる接点にあたる当事者。
 梧 果実が五つのがくをもった木。アオギリ。
 晤 互いに向き合う。面晤。
 寤 意識が対象と交差して目覚める。寤寐。
 齬 歯が互い違いになるさま。齟齬。
 となるそうです。
 
 プリントにある「梧桐一葉落 天下尽知秋」は、
 「梧桐一葉落チテ 天下尽(コトゴト)ク秋ヲ知ル」と読むそうです。
 「逍遥」「荷風」に続いて恐縮ですが、梧桐といえば俳人の河東碧梧桐がいます。
 碧なので、まだまだ青々とした葉なんでしょうね。


 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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