みなさん、こんにちは。
そしてこのブログでは「内」に注目しました。
漢字の成立ち辞典によると、内にふくまれる「入」は「中にはいる」という意味があり、線が左右に分かれることで入口が開いて内部に入るさまを暗示しているそうです。ここから、
内 入(はいる)+冂(納屋の形・区切りを示す形) 物の内側に入る。
納 納屋+糸 納屋や倉庫に織物をしまい込む。内部に納め入れる。納入。
訥 言葉がなかにこもってスラスラ話せないさま。
蚋 ゼイ。ブユのこと。人畜に吸盤を刺し入れて血を吸う虫。
となります。
内〜訥までの漢字は、イメージから入るとすぐに覚えられそうですね。
内省不疚 夫何憂何懼 は、
内に省(かえり)みて疚(やまし)からざれば、 夫(そ)れ何をか憂へ何をか懼れん。と読みます。
孔子の弟子が、君子とはいかなる者か質問しました。
孔子は「君子は心配事がなく、おそれおののくこともない者だ」とこたえます。
さらにその弟子は「憂えず、おそれず。それだけで君子といえるのでしょうか?」と重ねて問います。
そのこたえが、内省不疚 夫何憂何懼です。
「反省してみて、やましいことがなければ、心配することもないし、おそれることもない(それが君子だ)」とこたえたそうです。
私なんて、ちょっと反省したら、やましいことばっかりなんですけど。ため息です。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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