みなさん、こんにちは。
そして、ブログで注目したのは「弁」です。
弁財天、弁護士、花弁、弁韓、弁髪、合弁。異体字も含めると、これらの「弁」はかつて別の字でした。
漢字源や漢字の成立ち辞典によると、ふたつならんだ辛(刃物)には、「二つにわける」というイメージがあり、
辨 二つならんだ辛(刃物)の間に刀 二つにわける。刀ですっぱり切り分けるように、物事の白黒をはっきりさせ、是非・善悪のちがいを見分ける。
辯 辛の間に言 言葉で是非を分けてはっきりさせる。弁護。
瓣 辛の間に瓜 切り分けられたようにきれいにならぶ瓜の種。つぼみが分かれてできる花びら。花弁。
弁 かんむり。三角につまんだ頭巾型のかんむり。
辦 辛の間に力 うまく仕分けて処理する。合弁。
辮 二つにならべて編んだ髪。弁髪。
たくさんの「ベン」が、新字体では「弁」に統一されています。
たしかに便利にはなりましたが、イメージ的につらいですね。
リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
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