小学生のための 千字文漢字練習プリント

古代の中国で生まれた千字文で漢字を学ぶプリントです。
1日20分ぐらい。親子で取り組んでみてください。

113・114 肆筵設席 鼓瑟吹笙

2022年02月05日 | 千字文
 みなさん、こんにちは。
 今回は《肆筵設席 鼓瑟吹笙》のプリントをアップしました。
 そしてブログでは「笙」に注目しました。
 
 漢字の成立ち辞典によると、笙のなかにある「生」は「生命がうまれる」ことを意味し、生をふくむ漢字は、
 「生まれる」
 「汚れがなく澄み切っている」
 「すがすがしい」
 というイメージがあるそうです。ここから、
 性 生まれつきもっているもの。天性。
 姓 出身や血筋など生まれをしめすもの。古代は母の血筋をしめしたので、女偏をつけた。
 牲 生きたまま祭りに供える牛。
 星 生(澄み切っている)+晶(三つの星の形)の省略形 澄み切って光る星。
 笙 澄み切った音色のする笛。
 甥 きょうだいの産んだ男の子。
 醒 酔いからさめて意識が澄み切る。
 猩 意識がはっきりして知恵があると古代の人が考えた生き物。猩々。
 となるそうです。

 蛇足ですが、甥がきょうだいの産んだ男の子なら、姉妹の子はどうなるのか。それと、どうして「きょうだい」とひらがなにしているのか疑問に思って、漢字源をひいてみました。
 どうやら中国では、子どもの性別はあまり関係なく、姉妹の子は甥。兄弟の子は姪になるようです。
 

 リンク先にあるプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
 子どもが漢字を身につけるのに役に立つと思います。小学生のお子さんがいるお知り合いの方がいたら、よければこのブログを紹介してください。
 みなさんのリアクション、お待ちしています。


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