ご存知の方も多いと思うが 私の母は7年位前にアルツハイマーと診断されたが
進行は緩やかで本当に認知症?診断ミスではと思えるほどだったが2.3年徐々に状態が
悪化し去年の圧迫骨折を皮切りに 坂を転がるようになってきてほぼ毎日 娘の私が
お金を盗ったや貯金使っちゃった、不渡りを出した(商売していないのにね?)など作話
妄想不穏など夢の世界とリンクし始めている。(クリアな時もある)
そしてここ10年私と暮らしたことが まるっと記憶として抜け始め
18年前に他界した父に関しては最近死んじゃったと言う始末。
でっ…7月のお盆の前位突然 父に悪いことをした、仏壇をちゃんと祭れていないと
自己反省の世界に入り仏壇の片づけをし始めたり 夢に出てくる父と現実がごっちゃになり
父の元(どうもあの世で作ったらしい)には彼女がいるから私は邪魔者だとか???言い続けて
夜など同じ事を言い続け 私のストレスの原因となっていた。
ところが ここ二週間位 今度は父の戦友が夢に出て話し込んでいるらしい。
父が他界して年賀状のやり取りも数年で途絶え 10年以上音信不通となった戦友だった。
ほぼ毎日の様に 親父と三人で話したとか電話があったなど 言い続け
昨日私が帰宅後もしつこい位 一昨日外の階段を上って家の玄関で話をした。
ほら、電話があっただろうと言い続け食事のしたくも出来なかったので
ちょっと私もイラッと来て
「じゃ~電話してみよう、そうしたら来たかどうかわかるから」と大きな声で怒るように言い返した。
母も「電話してくれれば元気だった分かるからしてくれ 先だってだってほら、〇〇さんが
俺は元気だと足をピンコピンコ見せて来てくれたんだから」と言い返す。
…幽霊なら足はねぇよなぁ~ってついつい 突っ込んじゃう娘
古い父の電話帳を出し 生まれて初めて父の戦友のお宅に電話を入れた。
(半分はもうとっくに亡くなっているだろう ご存命でも父より年上だから93才は超えている
からひとりでは 我が家に来れない筈だ…電話を入れていぶかられたら どうしようとか緊張)
電話は留守電だったので半分ほっとして電話を切った。
すると30分もたたずに 相手側から電話が入った。
お父様の戦友の娘であること お元気かなど 話し始めるとお家を継がれたご長男の方が
「残念な事に父はこの7月16日他界してしまいました」と…
思い起こせば…そう、その頃から母がその戦友の方の話をし始めたのだ。
いやぁ~相手に失礼でしたが鳥肌と背筋がゾグゾグって…
「すみません 認知症の母がお父様が我が家に来たといって聞かないので…」
「いやぁ~信じられないでしょうが あります!
父が他界して音信普通だった知り合いやご家族から連絡が入るんですよ。
父が皆のところに尋ねて遊びに行っているんだと思いますよ。」
大きく明るい力強い声で答えてくれた。
「はぁ~じゃ~おじさんは家に遊びに来てくれていたんですね??」
「そうです。あの親父ですから」
その後 戦友のおじさんと家の父との思い出話に花が咲き 後日お伺いできたらしたいと
お伝えしお互いこれをきっかけに またお付き合いできますねと話電話を切った。
いやぁ~こんな事って本当にあるんですねぇ~
ちょっとゾク?でも父と南方の戦火をくぐり抜けて来た戦友のおじさんのご家族と
また知り合えたって事は ちょっと素敵な話でしょ。
霊は 残るっていいますから
それにしても
元気な人だったんですね
色んなことがあるんだなぁ。
はい 背が高くて素敵なおじさんでした。
竹材店の9代目
元気一杯の前向きの方だったんですよ
もうひとつの世界…話には聞いていますが
現実にあるのか??まだ理解できませんが不思議はありますね。
母は亡くなった事知ったら その後
おじさんのことは何も言わなくなっちゃいました。
普だったら 、 夢に見せられたとか夢に出てきたとか言いますが、お母さん の場合は現実と混同して しまったのですね 。
知らない世界が現実にあるみたいです。
人間の勘なんでしょうかね。