花日和 Hana-biyori

ぼくらの民主主義なんだぜ

高橋源一郎 著「ぼくらの民主主義なんだぜ」読了。くらさんのブログで知って読みたくなって、電子書籍で購入。朝日新聞の連載コラムをまとめた新書。

「民主主義」という言葉の意味、一筋縄ではいかないややこしさ面倒くささ、それに含まれる希望のようなものを、深く多面的に考えさせられた。 掬い取られた言葉の数々に感動し、適所で引用する著者の知性に唸る。

色々と勉強になるというか、気付かされる事が多く興味深く読んだのだけど、社会になんの影響力もない地方のおばさんが、この本を読んで色々知ったり考えたところでなんだというのだ、という無力感も感じた。

それでも、様々な事柄・情報に関して冷静に正しく捉え得る目を持ちたい、寛容でありたい。でも譲れない拘りや厳しさも持つ人に、なれるものならなってみたい。

などとマジメに考えた。
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