「言っちゃダメ」なことを言ってしまって後悔する、それが元で話すのが苦手になるとか本音を言えなくなるとか、度合いはあるにせよ、多くの人に身に覚えがあることかなあと。そういう気持ちに寄り添った話で、共感する若者は多いだろうなと思いました。
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あらすじ＞ 幼いころ、自分の言葉がきっかけで両親が離婚して、それを「全部おまえのせい」と言われてしまった女子高生の順は、「お喋り」を封印し、人とほとんど話ができなくなってしまった。高校であるイベントの実行委員に指名され、同じ実行委員の坂上君に片想いした順は、そのイベントでミュージカルをやりたい、歌ならば自分の言いたいことが言える、と脚本と主役を務めることに。一方坂上君も過去にツライ経験があり、その思いから順を応援していく。
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恋愛青春映画かと思っていたのですが、恋愛というよりも、一人の少女の心の傷修復物語ですね。彼女の両親が自分のことしか考えられない人たちで、非常に憤りを感じました。
しかし、順は順で、正直言って、かなりイタイし面倒くさい存在なのです。が、それを丁寧に受け止める坂上君の包容力が素晴らしいです。
男子高校生ってこんなに包容力あるものかなという感じはしましたが、彼は彼で辛い経験があって、男女関係とは別の次元で彼女を助けようとしていたところがとても良かったです。
