和山やまのマンガが原作の「カラオケ行こ!」観ました。すごい笑っちゃった。
ヤクザ(綾野剛)と中学生(齋藤潤)が歌唱を通じて謎の絆を深めるカラオケコメディ。
監督は山下敦弘、脚本が野木亜紀子です。
オーディションで選ばれたという合唱部の部長、聡実役の子が可愛いくて良かったですね。新人らしからぬ存在感がありました。
漫画実写化といっても、聡実くんの変な柄の傘とか、シュールな「映画を見る部」などは映画オリジナルで、でも原作にもありそうって雰囲気の面白さ。
原作を生かしながら、映画らしい厚みのあるオリジナルエピソードやカッコいいセリフが追加されているなあと思いました。
もちろん漫画で面白かった場面そのままのところもあって、ニコニコ顔のやくざチャンス大城の手の甲を見て吹いたし、「今の中学生ってなに歌うの?三代目米津玄師?」にも笑いしました。
しかし私が観た劇場では朝っぱらの上映のせいかあんまり笑い声たてる人がいなくて、私だけ「あっ!」とか、家で見ているような反応をしてしまい、ちょっと笑いをこらえたりしてました。
帰り際、50代くらいのご夫婦が「昨日みたやつより面白かった」と言っていましたが。何と比べたんだろう…。
漫画と違って、本当に歌っている声が聴けるというのが大きな強みになっていたような気がします。X JAPANの「紅」リスペクト映画でもありました。ははは。
なんにしろ、気楽に楽しく観れる青春映画でありました。
***余談
加藤雅也がやくざの狂児が赤ちゃんのときの家族シーンで出ていていい味出してた(お母さんがヒコロヒーでこちらもよかった)のですが、映画のときは老けたパパかと思ってましたが帰ってきて漫画を読み直したらおじいちゃんでした。
そっかあ、加藤雅也は爺ちゃんか…と関係ないとこでしみじみ。