局アナの浅川恵那(長澤まさみ)は、本格的に少女連続殺人事件の冤罪について調べだします。
番組でヘアメイクを担当するチェリーさん(三浦透子)は、犯人とされた当時50代の男性・松本良夫の家にいた少女で、事件当日のことを恵那に語るというエピソードがありました。
■ショートケーキを巡る回想
当時14歳だった彼女は、虐待されて家出し、その“おじさん”のもとに保護されていました。
犯行のあった日は彼女の誕生日で、おじさんはカレーを作り、ショートケーキで祝ってくれたと言います。親もしてくれなかったお祝いを、生まれて初めてしてくれたのが彼でした。
「そんなおじさんが、その同じ日に他の女の子を殺したとは思えない」とチェリーさんは涙ながらに訴えます。
当時14歳だった彼女は、虐待されて家出し、その“おじさん”のもとに保護されていました。
犯行のあった日は彼女の誕生日で、おじさんはカレーを作り、ショートケーキで祝ってくれたと言います。親もしてくれなかったお祝いを、生まれて初めてしてくれたのが彼でした。
「そんなおじさんが、その同じ日に他の女の子を殺したとは思えない」とチェリーさんは涙ながらに訴えます。
ここで余談ですが。
私は、箱に一つだけ入ったショートケーキを見て、父が生前、私の誕生日に同じようなケーキを買ってきたことを思い出しました。
リボンなんかかけていないヤマザキかどこかのケーキの箱に、じかに鉛筆で「誕生日おめでとう」と雑に書いてありました。
私はもう21歳くらいで、照れくさかったけれど、やっぱり無骨で不器用なおじさんである父親の愛情を感じて嬉しかったものです。
昭和生まれのおじさんが娘にと考えるプレゼントなんてそんなもんだ。
と思い、
リボンなんかかけていないヤマザキかどこかのケーキの箱に、じかに鉛筆で「誕生日おめでとう」と雑に書いてありました。
私はもう21歳くらいで、照れくさかったけれど、やっぱり無骨で不器用なおじさんである父親の愛情を感じて嬉しかったものです。
昭和生まれのおじさんが娘にと考えるプレゼントなんてそんなもんだ。
と思い、
ドラマの中の優しいおじさんの気持ちや、彼の無実を訴えるチェリーさんの泣き顔が胸に迫りました。ちょっと涙目になったりして。
それだけ三浦透子が上手い、ということでありましょう。
それだけ三浦透子が上手い、ということでありましょう。