From はなみがわ学習塾

千葉市花見川区にある小さな塾です。
"地域の勉強部屋"を目指しています。

夏休みの自由研究について思ったこと

2015-09-25 11:04:18 | 日記
シルバーウィークは、千葉市中央区にある科学館「きぼーる」へ行って、
「千葉市児童生徒作品総合展覧会」を見てきました。
千葉市の小中学生の夏休みの自由研究が展示されていました。

どれも力作そろいで、おどろきました。

なかでも、目からウロコだったのが、
自由研究といえば、夏休みにするものだと思い込んでいたのですが、
研究期間が、夏だけでなく、通年、もしくは、何年にもわたって、
研究しているお子さんがいらっしゃる、ということです。
実験観察が本当に好きなお子さんは、
一年中、なにかしら研究しているものなんですね。
感心しました。

たとえば、たんぽぽの綿毛の研究がありましたが、
春先から初夏にかけて観察をしたようでした。
台風についての研究は昨秋されたものでした。
夏以降も昆虫を飼い続け、卵を孵化させて、翌年の研究へとつなげたものもありました。
なかには、小学6年間、セミを観察しつづけたものもありました。
自由研究は、必ずしも夏限定でなく、
継続性のあるものなんだな、と思いました。

ここからは、塾の先生という立ち場から、
ちょっと嫌らしい考え方ですが、
ということは、受験生は、中2のうちからある程度自由研究を仕上げておけば、
夏休みに受験勉強と自由研究両方からのプレッシャーに
悩まされることはなくなるのではないでしょうか。

それに、研究期間も夏限定よりは、
秋、冬、春に広げた方が、やれることが増え、
研究テーマにも幅ができて、一石二鳥です。

実は、毎日コツコツ、早めの準備ということに関していえば、
なにも自由研究に限ったことではなく、
毎日コツコツ勉強して、ある程度の成績を修めていれば、
中3の夏休み、部活が終わってから、
焦って受験勉強をしなくてもいいわけです。
自由研究も、受験勉強も、同じなんだな、と思いました。