ハナの花

そのときどきの出来事や見聞について記します。

『論語』つれづれ 2 「徳は孤ならず、必ず鄰有り。」    2020.12.11

2020-12-11 18:52:58 | 論語
 孔子の言葉です。「とくはこならず、かならずとなりあり。」
 徳は人格者の身につけているよき道徳・よき倫理のことでしょうか。徳を重んじて生きると、ややもすると煙たがられ遠ざけられて孤立しがちですが、実はよき理解者・よき支援者がきっと近くにいるのだと孔子は言ったのです。
 戦乱、権謀術数に明け暮れた春秋時代にあって、孔子の生き方は多難の生き方でしたが、この言葉は門弟に語りながら、孔子自身への励ましの言葉でもあった気がします。