戦争が私の幸せを奪っていったから
ひもじさの辛さが身に染みている
野良猫がひもじさを訴えてくれば
その空腹を満たしてやりたいと思う
野良猫は助けを求めているのだから・・・
誰かが野良猫に餌をやっていると誰かに告げる
その誰かは私に陰口を知らせる
その誰かも野良猫を3匹、別宅に3匹飼ってくださっている
野良猫に罪はない…ただ空腹なのだ
トイレの習慣をつけてやれば行政から年間5万円補助されるけれど
野良の子は恐怖に怯えながら生きているから
トイレのしつけは無理だと思う
唯その儚い命が愛しくてフードを食べさせてやる
人間だって動物だって植物だって命は一つ一度っきりの命
心が泣く・・・三つ子の昔に泣いたあの涙を背負って生きている
戦争の苦しみを背負っって生きてきた命ももう先が見えている
野良犬や野良猫に未来はあるのだろうか
野良猫を1匹育てているけれど
育て親が先にこの世を去る不安を抱えながら・・・無性に心が泣く
裏山で夜な夜な野良猫の会議が開かれて、
あそこへ行けば何とかなるだろうってささやかれるんだって
経済的な余裕があった頃は去勢や避妊の手術に連れて行ってやれたけれど
今はそれが出来なくて・・・泣くばかり