あぁ~憐れなれど已む無し・・・の心境です。
もう30年余り昔、日舞の名取披露のため250万円で買った黒留袖ともう1枚黒留袖を、
着物買取のお店に買い取ってもらいました。
基本買取価値は1枚100円ですって!
着物さん達の行先は映画の衣裳部屋だと聞い手放す決心をしました。
着物さんたちの使命は人に着てもらって喜んでもらうことだから・・・
着物の作家さんにとっても売値より世間の人たちに鑑賞していただくことが喜びだと思うから、
余命浅き私の未練は捨てました。
結局は壊れかけた指輪2個と記念切手数枚の買取値に上乗せとやらをしていただいて1万3千円也。
着物は家紋が入っているだけで価値が無くなるようで、
1日経った今、
私が旅立つ時櫃の中へ入れてもらったら良かったかも・・・なんて少し後悔していますが、
クーリングオフは出来るけれどそれは私欲だから、
着物さんたちの未来が華やかでありますようにと祈ります。
時代物の映画はあまり見なかったけれど、これからは新作映画に関心を向けましょう。
スマホで衣装とのお別れ写真残しました。