須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

うりちゃんの巣立ち~抱っこ猫だよ!

2021-08-16 21:02:41 | 猫の物語
8月5日の早朝に、ゾロの最後の子供が巣立ちました。
以前からのお約束だった、白黒青目、少し成長して青黄のオッドアイに変わりました。よくあることですね、さあ、料理長ご友人の元へ巣立ちです!

料理長は初めて母親になったゾロのことを心配して、白黒青目のうりちゃんを最後まで手元に置いて、母子の時間を作ってあげていたんです。が、度重なる仔猫の失踪、特に兄弟の黒ちゃんが行方不明になってしまった・・・これ以上の残留は心配になってきました。仔猫の行方不明が続いてから、マネちゃんは東エリアの仔猫を集めて、夜、4匹をケージで寝かせるようにしました。しかし、アライグマや狐も命がけだと思うので、いつまたさらわれるか、ヒヤヒヤの毎日です。
みんな~~、頼むから早く大きくなってくださ~い~!!!!!

という理由で料理長も決心ができ、うりちゃんの巣立ちが5日に決定しましたので、私は4日の夜にお別れに行きました。幸せになるとはいえ、どの子の時も少し寂しいです。うりちゃんは産まれてから3か月、一番長く一緒にいたので、料理長もマネちゃんも若女将も私も、ちょっと寂しいのはやむを得ないのです・・・でも、うりちゃんの幸せが一番!頑張ってね!!



巣立ちの前にノミ落としや健康チェックのため、料理長はうりちゃんを2回動物病院に連れて行きました。健康状態は大丈夫、でもちょっと体重が軽すぎます。そう言えばちょび髭夏海(なみ)ちゃんも、巣立った直後は体重が軽すぎて心配だったそうです。母親ゾロは細身なんですが食欲旺盛。マネちゃんは花月猫全員にきちんとご飯をあげていますので、うりちゃん達は母親からの遺伝的なものがあるのかもしれませんね。でも、もう大丈夫!!!これからいっぱい可愛がってもらって、いっぱい食べて、う~んと太ってね!



料理長に連れられて鳴きながら大阪へ巣立って行ったうりちゃん、最初は押入れ猫だったようですが、段々慣れてきて、今は「抱っこ~、抱っこ~」とせがむ抱っこ猫に変わったそうです。嬉しいニュースに顔がほころびます。



うりちゃんも幸せになったね!!本当に良かった!!!ゾロは幸せな母猫です。4匹の子供達のうち「むぎ、なみ、うり」と名前を貰った3匹は、これから何年も何年も、愛情豊かに幸せに暮らしていけるのだから・・・ねっ!。

さて、うりちゃんの嬉しい旅立ちを祝いながらも、悲しいお知らせをしなければなりません。

前回のブログでお伝えした黒い仔猫の空(そら)ちゃんも行方不明になりました。これで行方不明が5匹になってしましました。衰弱死を加えると全部で6匹の仔猫が命を落としました。

ジジの遺児「コジマ」と、ニャニャ&ラビの子供2匹は、かなり大きくなりました。この3匹も用心しながら暮らしています。ラビは南エリアを守り、ニャニャ&ラビ各々が1匹ずつの子供に張り付いているのをよく目にします。コジマは比較的安全な北側バックヤードにいますが、時々西エリアで寝ていてハラハラします。お母さんジジが新たな子育てに入ったのでまだまだ心配です。

家族と愛情に繋がれて生きる命、往ってしまう命、運とご縁で命は星のように輝いたり、流れ星のように逝ってしまったり・・・人間も動物も命の尊さは同じですね。

今年のお盆は長雨でした。雨の降りしきる天空を見上げ「仔猫達の魂はちゃんと花月に帰ってこられたかなぁ」と思ったりします。往ってしまった仔猫達の母親はみんな無事です。6匹の仔猫達の魂に手を合わせながら祈ります・・・みんな。。。きっと戻ってきて、雨降りに籠る母親達のオッパイを吸っていることでしょう。お盆の1週間は独り占めだよ、せめて・・・お母ちゃん達に精一杯甘えてね・・・。


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