猫は無臭だと言われていますが、花月猫ちゃん達の中には、お花のような、石けんのような、陽だまりや干し草や木の葉のような、時には香水のようないい香りがする子がたくさんいます。不思議ですが本当なんですよ!!
しかし、当時のクマちゃんからは、甘酸っぱい熟れたような匂いがしていて、「来たらすぐに分かる。臭い、臭い、遠くからでもゴミの匂いがする」と度々言われていました。外向きには一生懸命に愛嬌を振りまき、元気そうに見えたので、身体の内部にある病変には、なかなか気づいてもらえなかったのです。
衛生上の観点からも一度も抱っこしてもらったことはなかったと思います。花月での冬、たった一度でしたが、私は膝の上に抱きあげたことがあります。最初は「何、なにっ?、これ!???」と戸惑い驚いていましたが、温かくて気持ちよかったのでしょう、うっとりして丸くなりました。丸い身体のなんと小さかったこと・・・お世話が山積していて、短い時間の抱っこでしたが、思いだすと今でも切なくなります。
本格的な冬を迎え、ようやくクマちゃんの異変に気がついた私は悩み始めました。(1)に書いた理由で、自分の家に迎え入れることに躊躇いがあったからです。猫を迎えることとは・・・猫は家族、10年~20年に渡り、保護者として責任を持って体調や生活を管理し、幸せを約束することです。無責任な決断は出来ませんでした。
私のできること・・・当時はクマちゃんの体調不良の理由は全く分からないままでしたが、「できるだけたくさん食べさせること」、「肌や毛質をよくするためにダニ・ノミ・シラミ落としのブラッシングを念入りにすること」、「できるだけ暖かい場所で寝かせること」、この三つを心がけようと決めたんです。
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