須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

僕はモフ、モフ!

2020-11-25 18:41:12 | 猫の物語
西エリア3ニャン男組の中でも一番小さいのが「モフ」です。

一年ほど前、花月猫ちゃん達を見て、モフとジャスミンがあまりにも小さく弱々しいので、「この子たちは長生きできないかもしれないね~」と、私の口から洩れた言葉に奮起した若女将とマネちゃん、モフやジャスミンに栄養がつく食べ物を一生懸命に与え、立派に育て上げました。



ジャスミンは女の子で少し弱々しいですが、最近子供も生みました。モフは男としてはかなり小さいなりに体幹はしっかりしています。

そのモフ、マネちゃんから言わすと「ちょっと切れた性格」らしく、マイペースで全く物おじしません。撫でられても、抱かれても結構へっちゃらです。

面白い性格なのですが、困ったことに猫入館絶対的NGの花月へも、隙あらば入ろうと狙っています。入口のドアが開くと飛び込んでいこうとするのですが、結局はすぐに捕まってしまいます。



とはいえ、お客様にご迷惑がかかりますので、そんないたずらが過ぎると、「ハウス!イン!!」されることも多いようです。ハウス!されても本人はいたって呑気に睡眠を楽しんでいるようです。何事にも動じないモフ、一度行方不明になって大騒動を起こしましたが、小さくても弱くても、ピリリと根性が据わっています。

そんなモフも一応男の子ですから、自分の縄張りっていうのを持ちたい!いや、自分では縄張りを決めているようなんです。

若女将が笑いながら教えてくれました。
マネちゃん観察によると、モフは「ポストの後ろ&庭の南のスミの狭いエリア」を自らの縄張りと決めているらしく、毎日必ず見回りに行くそうです。

「その縄張り、絶対ほかの誰かとかぶってるか、誰かの縄張りの中にあるよね~」と二人で声を出して笑ってしまいました。



モフちゃん、大変、失礼しました~。これからもマイペースでお願いします!
切れ切れの男の意地をみせてくださいませ~。


【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura


西エリア・3ニャン男組

2020-11-24 22:08:03 | 猫の物語
ブラックが戻って来た話はお知らせしましたね。
2020年11月、西エリアには、身体の大きい順にウニ太郎・ブラック・モフの「3ニャン男組」が肩寄せ合って暮らしています。

赤ちゃん猫救出騒動でラビが帰って来ていたので、ラビの「ニャン玉」をチラッと観察させてもらったのですが、男組よりかなり立派、ラビって勝ち組なんでしょうね。西エリア「3ニャン男組」のニャン玉は雪柳の芽ぐらいなんですが、ラビのは小さめのビー玉ぐらいあるような気がしました。ま、プリプリ度が全然違います。

ということで、3ニャン男組は争うことなく、時にはクンクン、時には舐めあって仲良く暮らしています。男組も共生できるんですね。平和でなにより!

マネちゃんは「ウニ太郎は飼い猫だったはずだ」とおっしゃっています。そういえば、大きいのにおとなしい、こっそり高級カリカリをやってみると、ウニ太郎だけが人の手から食べることを知っています。また他の子たちは初めての経験に驚いて飛びあがるブラッシングを、ウニ太郎だけはせがみます。う~ん、飼い猫だったかな? ま、今も花月の飼い猫だけど。

これはスタッフさんに教えていただいた話なのですが、ウニ太郎は青年の時、どこからか迷って観光ハウス「花月」にやって来たそうで(ちなみにラビも)、その時には、まず、女子たちが仲間に入れていいかどうか査定するそうです。その厳しい審査を経て、ウニ太郎は晴れて「花月猫」になれたそうですよ。

どこの世界でも、「女子うけ」するのが男の存在条件かな??



【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura


赤ちゃん猫救出作戦

2020-11-23 17:55:14 | 猫の物語
11月21日と22日に須磨観光ハウス「花月」に出かけ、少々ロングスティをしてみました。冬に向けて、花月猫ちゃん達の健康状態も心配だったので、チェックしてみることにしたのです。

ところが!!!!!とんでもないことが起こりました!!!!!

21日の夕方、マネちゃんのお父様である二代目が、生後たぶん一か月ぐらいの仔猫を拾っていらっしゃったのです。赤ちゃん猫はまだグレーの産毛がふわふわしてます。白とグレーの八割れ、長毛のようです。



花月には「ジジ」という黒猫がいます。ふわグレー八割れちゃんは、どうやらジジのこどもらしいので、寒くないように毛布に包んで段ボールに入れ、ジジがいる場所に返しました。

翌22日は大安吉日です。ご結婚に向けての顔合わせやご長寿のお祝いなど、花月はてんてこ舞いの忙しさでした。夕方になって、どうしても気になるので、マネちゃんにお願いして見に行っていただきました。

すると昨日の毛布と段ボールのまま、ふわグレー八割れちゃんは戻って来ました。親を呼んでずっと大声でニャーニャー鳴いています。お腹が空いて、目やにも出ていましたので、「このままでは危ない!!」と直感しました。ジジは乳飲み子の最終局面で育児放棄したようです。



バックヤードで手当てをしたのですが、花月猫ちゃん達が入れ替わり見に来ました。マリオは小さく鳴いて見ていましたし、縞兄弟(姉妹)達、精悍なラビなど次々とウロウロしていました。多分心配してくれたんだと思います。

お湯で肛門あたりを拭いて、オシッコとウンチをさせました。カイロを準備していたので急いで発熱させ、膝の上に一緒に乗せ、タオルと毛布で包みました。仔猫は体温が奪われるとすぐに死んでしまいます。昨晩寒かったので心配していましたが、毛布を入れておいてラッキーだったのです。



お湯をいただき猫ミルクを少しずつ飲ませると、やっと鳴き止んだのでホッとしました。ふわグレー八割れちゃんは落ち着くと疲れ果てて寝てしまいましたが、時々起きてまた鳴き、少しミルクを飲んで寝る、そんな2時間でした。寝相が可愛らしく、時には上を向いて寝てしまいます。



少し安心しました。
目薬で目やにを拭くと真っ黒な可愛い目が開きました。

その後、以前から乳飲み子を育てたいという里親希望の方にご連絡を差し上げると、急なことにも関わらず、母娘で駆けつけてくださいました。

若女将は「最後なので」と記念写真を撮り、マネちゃんは実は長毛好きらしく、可愛い仔猫にちょっと未練があるようでしたが、仔猫の「幸せなニャン生」を祈りながら里親さんに貰っていただくことになりました。

しばらくして、ふわグレー八割れちゃんは、新しいお家で乳粥のようなゴハンをいただき、かなり元気になったようです。よかったね、命がつながりました。




本当に良かった!! 私は幸せです!!!



【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura


須磨浦公園(6)~令和2年の秋

2020-11-23 17:38:59 | 日記
須磨浦公園は春の桜で有名ですが、秋の風情もなかなかのものです。
紅葉といえば、イチョウ並木やカエデ、もみじなどを思い浮かべますが、11月21日の散策では「櫨(ハゼ)」が美しかったのでご紹介しましょう。

櫨の木は果実から木蝋(Japan wax)を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれ、その実はウルシより利用されるようになった木であるようです。そう言えば、葉っぱの感じはウルシにいていますね。

須磨浦公園には立派な櫨の木があります。紅葉した部分は燃えるように赤いのですが、緑を残す二色の葉が、秋空に映えていました。自然の色彩の艶やかさにしばらく見惚れてしまいました。



須磨浦公園駅に接続している須磨浦ロープウェイは、リニューアル工事のため2021年3月中旬までお休みです。次のお目見えは桜の季節ですね。



敦盛橋から見ると、西側の引上線で山陽電車(阪神電車)が出走を待っています。なんだか可愛らしくて、ここから見る電車が好きなんです。



須磨観光ハウス「花月」にも紅葉の銘木があります。猫ちゃん達は登れるかな?美しく色づいた紅葉の間からひょこっと顔を出す花月猫ちゃんに会えるかもしれませんね!




【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura



クマちゃん・ロロちゃん

2020-11-17 23:16:08 | 猫の物語
チロ&バン兄弟とともに東エリアにいるのが、クマちゃんとロロちゃんです。

クマちゃんは全身モフッとして真っ黒、あまり大きくありません。
花月猫の最終形態は不思議です。成猫になった時の大きさは個々まちまちで、ビビ、ジャスミン、モフなんかはとても小さいです。
チロ&バン兄弟、マリオ、ウニ太郎などは大きく成長しています。私が一番好きな「うし」には、最近全く会えていませんが、かなり太って大きくなっていると、マネちゃんから聞いています。



クマちゃんはけっこう長い期間、東エリアにいますので成猫かもしれません、今度マネちゃんに確認しますね。
ちょっとやんちゃですが、気のいい子です。チロ&バンにいつもくっついています。



ロロちゃんは顔の左側が黒い白黒猫です。うちの飼い猫は右側が黒でした。全く反対なのでちょっと変な感じです。ロロちゃんはお調子もので遊び好きです。



春の終わりに「猫じゃらし」で遊んだことがありました。ロロちゃんは東エリアから、マリオは中央エリアから、玄関前まで「ハーメルンの笛吹男」の後を追うように、西エリアまでついて来ました。
西エリアにいた他の猫ちゃん達が、半よそ者の侵入にびっくりしているのを尻目に、ロロちゃんとマリオは夢中で猫じゃらしに飛びついていました。ロロちゃんは体の大きなマリオにも怯まず、遊びに熱中していました。



多分、猫じゃらしのような楽しいおもちゃで遊んでもらったことはなかったのでしょう。東・西・中央の猫ちゃん達はみ~んな狂喜乱舞。入り乱れて遊んだ珍しい場景でした。


そうそう、手作り「猫じゃらし」はフロントの奥にあります。リクエストすれば若女将が貸してくださると思いますので、猫好きのお客様、どうぞ花月猫ちゃん達と遊んでやってくださいませ。





【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura