須磨観光ハウス~花月と猫の物語

1937年(昭和12年)に神戸市迎賓館として誕生した須磨観光ハウス「花月」と猫ちゃんたちを応援するブログです。

チロ&バン兄弟

2020-11-17 04:58:31 | 猫の物語
東エリアには「チロ&バン兄弟」がいます。性格は穏やかで優しく、仲居さんに「私はあの子が一番好き!!」と気に入られています。チロは鼻だけ三角に白いので、白改め「チロ」、胸のところにバンダナのような白い毛があるのが「バン」です。





チロとバンは、兄弟の結束が強くいつも二匹でいるそうです。兄弟というからにはオス猫なんですが、ニャン玉はモフモフの毛に隠れてあまり顔を出しません。私はメス同志だと見ましたが、マネちゃんの判定ではオスだそうです。お尻の毛をめくってみないと分からないので、ここは父親マネちゃんの判定に従いましょう。



マネちゃんによると、2ニャンは時々中間管理職のマリオに追われたりするそうですが、常にマイペースで東エリアの場所を譲らないようです。しかし、チロがいじめられている時、バンはシラっと知らん顔を決め込むこともあるようで、兄弟といっても油断ならないのが猫ですね。二匹ともよく太っているので、少々のことでは負けないでしょう。



マネちゃんは夏は暑いから病気になったらどうしよう、冬は寒いから病気になったらどうしよう、目やにが出ている時は免疫が落ちて病気になったらどうしよう・・・と結局一年中、良いものをたくさん食べさせているので、花月猫ちゃん達には「おデブ猫」も多いんですよ。みんなツヤツヤの福猫、招き猫!!


【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura

昭和レトロホテルの代表格~須磨観光ハウス

2020-11-15 16:25:33 | 日記
「世界一受けたい授業」観ました!

伊東温泉「ハトヤ」が昭和レトロホテルとして、「エモい」!!!と人気沸騰中!!!

昭和レトロが流行っているらしく、おばあちゃんのお下がりブラウスなど、昭和ファッションも人気があるようです。そっか・・・昭和は昔なんですね・・・複雑・・・。

昭和レトロホテルといえば「須磨観光ハウス・花月」にぜひお越しくださいね。昭和感満載、というか、むしろステキな昭和感しかありません。なんせ戦前にできた施設ですからね。80年を越えて、第二次世界大戦にも、阪神淡路大震災にも負けなかった・・・倒壊しなかった、まぎれもないレトロな建築物です。



SNSでインスタ映えする場所も、あちこちにいっぱいありますよ。私のお勧め、イチオシは玄関です。
レストランや部屋も昭和です。家具や調度品、小物なども昭和感にあふれています。






温泉に入りお泊り、夕食には美味しい日本料理をゆっくりいただく、そんなスタイルも昭和スタイルなのでしょう。コロナ禍の今、旅行スタイルも昭和レトロスタイルがいいのかもしれません。



昭和の初期には、神戸や芦屋、京阪神では(他は知りませんが)、和風建築+張出窓の家、和風建築+六角形洋館風応接室(暖炉があったりして)、和風建築+洋風書斎など、和洋折衷の家が流行りました。鎌倉物語やとなりのトトロ等々、ステキな大正・昭和の建築物が映画やアニメでも見られますね。

go to トラベル事業でぜひどうぞ。



須磨観光ハウス花月には昭和レトロがいっぱい。平安から流れ来る時間と景観を偲び、昭和から令和へと続く時代を楽しむ、そんな息の長いレトロホテル、それが須磨観光ハウス「花月」です。




【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura

ブラックその後~ふくふくニャン玉

2020-11-15 09:05:57 | 猫の物語
久しぶりにブラックと会いました。夏の発情期が落ち着いたからでしょうか、西エリアに帰ってきました。



自分より強いマリオに叱られながらも、現在はエリア内をうろうろするのが許されています。だからでしょうか、甘え方が半端ありません。
前は控えめで怖がりだったのに同一猫??と思うぐらい近寄ってスリスリしてきました。猫も人間と同じように成長し、性格も少しずつ変わるんですね。



オス猫はメス猫より甘えんぼだと聞いたことがあります。メス猫のほうがツンデレ度が高いそうです。

そうそう、ラビも見ましたよ。顔が精悍になっていました。西エリア玄関前にはオスが複数頭いたので、遠目に見ながら行ってしまいました。

青年期のブラックは首がほっそりしていましたが、成猫になって首も体もがっしり、雰囲気が変わりました。個性的な顔も大きくなって「ニャン玉」もふわっと成長していました。そういえば、ラビの「ニャン玉」も以前より大きく膨らんでいました。

室内飼いのオス猫はたいてい去勢しますので、猫好きの人でもふくふくしたニャン玉を見る機会が減っているそうです。初めて知りましたが、猫のニャン玉マニアもいるし、猫ニャン玉本もあるようですね。

「花月」では猫は半自然。サクランボのようなニャン玉が見られます。仔猫や少年猫のニャン玉は可愛いですよ。うちの家猫は女の子ばかりだったので、なんだか新鮮です!



【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura

花月のお料理(39)~松風ランチコース(2)・カンパチの千段巻

2020-11-14 22:40:47 | 花月のお料理
ところで、ランチ「松風」、特別ランチ花御膳と並ぶ、花月自慢のランチメニューです。
点心には八寸と同じ料理も多数ありますので、これで3,500円(税別)はとてもお得です。
内容は、小鉢・お造り・お椀・点心盛合せ(十種~十五種)・変わり御飯・香の物・デザート、このバリエーションらしいです。



本日のお椀、上蓋は波に漂う千鳥。百人一首からあまりにも有名な歌を思い出します。

「淡路(あはぢ)島 かよふ千鳥の 鳴く声に  
いく夜寝覚めぬ 須磨の関守(せきもり) 」



本日の小鉢は胡麻豆腐でした。お造りのお魚はいつも通りのシャキッとした歯ごたえ、いつもながらここのお造りは絶品です。



本日の注目は「カンパチの千段巻」。

千段巻とは、古来の武具の取っ手などを「籐 (とう) や麻苧 (あさお) ですきまなく巻き、漆で塗り固めたもの」らしいですが、日本料理では大根やキュウリ等の野菜の桂剥きをもう一度締め直す、元の形に巻き直す手法をいうようです。
巻きなおす際には芯に美味しい食材が使われることが多いみたいですね。

本日の千段巻、カンパチの白身を煮つけた大根の桂剥きで巻いた一品です
大根の色は薄くてきれいですが、既にたっぷり出汁が染みています。
一見、風呂ふき大根のようですが、口の中では二つの食材がコラボ、大根はおでんのようにとろけます。淡白なカンパチにも味が染みて二倍楽しめました。



【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura

花月のお料理(38)~松風ランチコース(1)

2020-11-14 21:33:16 | 花月のお料理
「花月」は須磨古典文学ゆかりのレストランですので、離宮公園歴史散歩で紹介した「月見の松」、須磨に流されていた在原行平ここで!再登場です。

松風・村雨姉妹は多井畑の村長の娘たちで、本来の名は「もしほ」と「こふじ」。須磨海岸に汐汲みに出たところ行平にみそめられ「松風」「村雨」と名づけられて愛されました。
当時、須磨は隅っこの地、人が住むような場所ではなく、奥地の多井畑から海岸まではわずかに「汐汲みの道」があったようです。



 行平の帰京後、その旧居に庵を結び、彼を偲んだという松風・村雨堂も離宮道のはずれに存在します。

在原行平は行平鍋として名を残していますがここ須磨で塩を鍋で作ったので「行平鍋」、そのできた塩が雪のようだったので「雪平鍋」ともいうようです。こじつけですが料理に関係した方ですね。



弟の在原業平のほうが「伊勢物語」のプレイボーイとして有名ですが、二人の父、阿保親王は芦屋を所領地にした ので、在原行平・業平は布引の滝には来ていたのでは?と歴史の先生のコメントです。

行平・業平は光源氏の有力なモデル、「花月」ゆかりの兄弟なんですね。
(続きます)



【公式】神戸須磨の会席料理ランチ・ディナー │ 味と宿 花月
ホームページhttps://www.suma-kagetsu.com
Facebookhttps://www.facebook.com/suma.kagetsu.sakura