半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

今月の言葉(2010年2月)

2010年02月09日 06時12分35秒 | 今月の言葉
こんにちは、半次郎です。

2月の声を聞いてから、もう3分の1が過ぎようとしています。
寒かった冬も、やっと終わりを迎えそうな、そんな予感がする今日この頃です。
でも、まだ日本海側を始めとする北部地域は、雪が続くようですから、油断は禁物ですね。

さて、今月の言葉です。


『 他者の行為に

      口出しすることは

           下品な行為である 』



横綱朝青龍が先週、引退を表明しました。
暴行事件の責任を取ったものです。

暴行事件の詳細は分かっていませんからここでは置いておくとして、この横綱ほど“品格”がないとこき下ろされた横綱もいないのではないでしょうか。
みんなで寄ってたかって引きずり下ろしたような感じがして、可哀想でなりません。

興行収入が見込めるからと、猛虎を連れて来ておきながら、危険だからと牙を抜くようなもの。

“やはり野におけレンゲ草”で、連れて来た側の責任をこそ問うべきだと思います。

一体、誰が連れて来たのでしょうか?

言わずもがなです。

一親方と言えど、各界に籍を置く人の行為です。
しかも角界で長年認められてきた活動です。
各界全体の責任だと考えるのが普通でしょう。

それを、国技であることを笠に着て、現在の相撲界の最大功労者である横綱を、品格がないとこき下ろし、引退させる。

“品格”云々を論じるのは、一ファンの目線に過ぎない単なる感想です。

解決方法も提示せず、自らが動く訳でもない。
単なる評価を下すだけなら、誰にでも出来ます。

そんな風に他人を評価すること自体、かなり品のない下品な行為なのではないでしょうか。

角界の求める品格のある行動とは、一体、どういうものであるかを、ことあるごとに教えて育て上げることが、何故、できなかったのでしょう?

育てることが出来ない以上、品格云々を言うのはただの茶飲み話でしかありません。

全ては、『品格のない横綱』に育ててしまった自分たちの恥。
つまりは角界の恥だと…。

そう思えば、その後の対応も違ったものになったのではないでしょうか。

大切な宝物は、失って初めて気付くと言います。
角界の行く末に、大いなる不安を抱いています。

from 半次郎


最新の画像もっと見る

post a comment