こんにちは、半次郎です。
今日は台風4号の影響で、とても強い風が吹いています。
雨が降らないのが幸いですが、その分、暑い日差しが降り注いでいます。
さて、夏に似合うアルバムです。
前回、リンダ・ロンシュタット編の①を投稿したのが6月10日のことでした。
それから2ヶ月以上も間が空いて、しかもリンダ・ロンシュタット編の続きではないなんて・・・。
我ながら、一貫性がなくて反省しております。
今日は、このアルバムです。
Hotel California / Eagles
(1) Hotel California
この曲はロック史上に燦然と輝く名曲です。
何も言葉はいらないでしょう。
ドン・フェルダーの印象深いイントロ。
そしてエンディングのジョー・ウォルシュとのツイン・リード・ギター。
ドン・フェルダーがいなければ生まれなかった名曲です。
そのドン・フェルダーは2000年に、突如「バンドに対して貢献していない」という理由によって解雇されました。
ドンは当然、これを不服として、解雇取り下げを求める訴訟をバンド側に対して行いましたが、未だ解決には至っていない模様です。
半次郎は、ドン・フェルダーが好きでした。
彼のいないイーグルスが来日しましたが、わざわざ観に行こうという気が起きませんでした。
そんなことを考えていると、やっぱり、この頃のイーグルスは最高だったと、再認識する結論に至りました。
何故、この頃に戻れないのでしょう。
ちょっと曲紹介には相応しくない内容になってしまいましたが、それもこれも、一イーグルスファンとして、言っておきたいことがあまりに溜まり過ぎた結果です。
ご容赦願います。
(2) New Kid in Town
続く2曲目は爽やかな曲調の、半次郎の大好きな曲です。
J・D・サウザーが曲作りに加わると、とても素敵に仕上がります。
このアルバムで最初にシングル・カットされた曲です。
それにしても、この町にやってきた新参者って、ジョー・ウォルシュのことでしょうかね?
似合わないくらい素敵なメロディーです。
(3) Life in the Fast Lane
そのジョー・ウォルシュが曲作りに加わったギンギンのロックで、ギターバトルが魅力的なナンバーです。
こういったワイルドな曲は、彼の独壇場といった感があります。
ドン・ヘンリーのヴォーカルに合わせてリズムを刻むジョー・ウォルシュのギターが目立っていて、彼らしい遊びの心を感じます。
(4) Wasted Time
アナログLPでは、A面の最後になっていた曲です。
イーグルスは、こういったバラードが得意ですね。
ドン・ヘンリーのハスキーなヴォーカルがマッチしているのかも知れません。
夕暮れ時、特に日が沈む頃に聴くと、心を持って行かれそうになるくらい感動する名曲です。
(5) Wasted Time (Reprise)
A面最後の曲のリプライズです。
演奏のみですが、オーケストラの弦楽器の響きが郷愁を誘います。
(6) Victim of Love
この曲のギターのフレーズも半次郎の好みです。
こういう何気ない曲でもしっかり聴かせるということは、とりも直さず演奏技術が高いということです。
ジョー・ウォルシュのスライド・ギターも素晴らしいですが、とりわけ、ドン・フェルダーのギターは言うことなしです。
(7) Pretty Maids All in a Row
ジョー・ウォルシュの作った、彼のソロアルバムに入っていそうな彼らしい曲です。
当時はイーグルスらしくないと思っていましたが、どうしてどうして、今聴くとしっかりイーグルスの曲になっています。
バックでドラムを叩くドン・ヘンリーの、オーバー・アクションのドラミング姿が目に浮かびます。
(8) Try and Love Again
このアルバムを最後にイーグルスを抜けたランディ・マイズナーの曲です。
彼の透き通るハイトーンのボーカルは、ハスキーなドン・ヘンリーの対極に位置するものです。
彼が脱退した後は、ティモシー・B・シュミットがその役割りを受け継いでいます。
それにしても、ベーシストが代々、高音で透き通る声というのも、その線を狙った意図を感じます。
しっかりそれに嵌ってしまった半次郎です。
(9) The Last Resort
アルバム最後の曲は、深い意味を感じさせる名曲です。
タイトルは『最後の楽園』です。
ちょっと宗教的な匂いもしますが、最後の楽園を探し続けるのは、人類にとっての究極の目的なのかも知れませんね。
ドン・ヘンリーの歌声が、いつまでも耳に残ります。
このアルバムの成功が、イーグルスにとって良かったのかどうか・・・?
あまりにも完璧すぎて、あまりにも売れすぎて・・・、その後、このアルバムを超えるものは、ついに出来ませんでした。
(「出来ませんでした」と言いましたが、まだ活動が続く以上、可能性は残されていますが・・・。)
しかし、このアルバムが存在しなければ、半次郎の青春も楽しみが半減しているはずです。
このアルバムには、半次郎の青春が詰まっています。
あの時も、暑い夏でした。
from 半次郎
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます