半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

『落 葉』・・・その1

2008年11月28日 14時51分31秒 | 詩・メルヘン
こんにちは、半次郎です。

朝方の雨も止み、今は青空も覗いています。

さて、今日は“落葉”と題した詩をご紹介します。
“落葉”と言えば、ヴェルレーヌの詩が有名ですが、それは“その2”として明日ご紹介します。
今日はグールモンの詩をどうぞ。


        落 葉

  シモオン 木の葉の散った森へ行こう。
  落葉は 苔と石と小径とを被うている

  シモオン お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?

  落葉の色はやさしく 姿はさびしい
  落葉は果敢なく捨てられて 土の上にいる!

  シモオン お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?

  夕べ落葉のすがたはさびしい
  風に吹き散らされる時 落葉はやさしく呼ぶ!

  シモオン お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?

  倚りそえ われ等も何時かは 哀れな落葉であろう。
  倚りそえ もう夜が来た そうして風が身にしみる。

  シモオン お前は好きか 落ち葉ふむ足音を?


                             訳 : 堀口大學


晩秋を過ぎ、季節で言えばもう“冬”ですが、落葉のたくさん落ちている森を、誰かと一緒に歩いてみるのも素敵ですね。
それが恋人ならば、言うことありませんが・・・。

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