どんなに野蛮な動物でも、一度に食べきれないほどの獲物を殺すことはありません。
明日の分、あるいは他の人の分まで獲るのは、人間だけなんですね。
こんにちは、半次郎です。
故郷の町に、赤提灯がぶら下がっただけの見るからに質素な居酒屋がありました。
つまみは焼き鳥と煮込みだけの小さな居酒屋です。
この居酒屋、子供心に不思議でなりませんでした。
何故って、夜遅くまでやっているところを見たことがないのです。
噂では、この居酒屋はつまみがなくなったら店仕舞するらしく、焼き鳥も煮込みも絶品とのこと。
尤も、田舎のことですから、そんなに舌の肥えた酔客がいる訳もなく、割り引いて受け取る必要がありますが…。
半次郎が成人した時、どうしても行ってみたいと思い、夕方5時半頃に友人と2人で暖簾をくぐってみました。
憧れの居酒屋と言うより、怖いもの見たさと言いますか、探究心が旺盛だったのでしょう。
中は、カウンターしかなく、椅子が3つか4つほど。
オヤジが一人で切り盛りしていました。
お客が一人、オヤジと何やら世間話をしていました。
しかし無愛想なこのオヤジは、いらっしゃいなどの挨拶もなく、今日はもうつまみがなくなったので、暖簾を下ろすところだったと曰ったのです。
まだ、5時半ですよ!?
しかもお客は一人。
一体、何時がこの店のピークなんでしょう?
すごすごと引き上げ、他の店で飲むことにしましたが、結局、その居酒屋にはその後も一度も行ったことがありません。
今はどうしているのでしょう?
欲のないオヤジだと面白がっていたけれど、自分が食べていけるだけしか働かないという生き方も、見直されて良いのかも知れませんね。
from 半次郎
明日の分、あるいは他の人の分まで獲るのは、人間だけなんですね。
こんにちは、半次郎です。
故郷の町に、赤提灯がぶら下がっただけの見るからに質素な居酒屋がありました。
つまみは焼き鳥と煮込みだけの小さな居酒屋です。
この居酒屋、子供心に不思議でなりませんでした。
何故って、夜遅くまでやっているところを見たことがないのです。
噂では、この居酒屋はつまみがなくなったら店仕舞するらしく、焼き鳥も煮込みも絶品とのこと。
尤も、田舎のことですから、そんなに舌の肥えた酔客がいる訳もなく、割り引いて受け取る必要がありますが…。
半次郎が成人した時、どうしても行ってみたいと思い、夕方5時半頃に友人と2人で暖簾をくぐってみました。
憧れの居酒屋と言うより、怖いもの見たさと言いますか、探究心が旺盛だったのでしょう。
中は、カウンターしかなく、椅子が3つか4つほど。
オヤジが一人で切り盛りしていました。
お客が一人、オヤジと何やら世間話をしていました。
しかし無愛想なこのオヤジは、いらっしゃいなどの挨拶もなく、今日はもうつまみがなくなったので、暖簾を下ろすところだったと曰ったのです。
まだ、5時半ですよ!?
しかもお客は一人。
一体、何時がこの店のピークなんでしょう?
すごすごと引き上げ、他の店で飲むことにしましたが、結局、その居酒屋にはその後も一度も行ったことがありません。
今はどうしているのでしょう?
欲のないオヤジだと面白がっていたけれど、自分が食べていけるだけしか働かないという生き方も、見直されて良いのかも知れませんね。
from 半次郎
私は最近そのことを強く感じてきていたところです。
私のような専業主婦は、
自分の食いぶちを?どこで?稼いだのかさっぱりわかりません。
しかも専業主婦というだけで非難を浴びるほどです。
私だって、それなりに働いてきたのだ!という自負はあるのですが、
自信が持てないのですよね。
子育てオンリーの人生が・・
これが正解!だったのか?間違い!だったのか?
だんだんわからなくなってきました。
特に最近の風潮ではね。。
でもまぁ~今の私が幸せなら・・
それはそれ、
私の生き方にご褒美をもらったのだと勝手に解釈しています(苦笑)
それでいいんですよね?
半次郎さんの考えているとおり自分の食いぶちとかが稼げる量の品とかしか用意はしてないかもですね。
欲がないというか横着かもですね (。_・☆\ ベキバキ
店に入ってもいらっしゃいませの声も聞けないお店とかは二度と行かないでしょうね。
料理は美味くても気持ちは凹まされそうです (^_^;)
絶対、行きたくない
料理は、楽しくが、味のうちが、モットーです。(。_・☆\ ベキバキ
>心を読まれているような日記・・・
たまたま、偶然・・・です。
専業主婦の方の家事や育児をお金に換算したら、相当な額になると思いますョ。
子育てオンリーの人生も、周りから見れば素晴らしいものに思えますが、当人にとってみたらもっと自分のやりたいことをやりたかった・・・となるのでしょうね。
難しい問題です。
要は、どこに生きがいを見出すかですからね。
今の自分が幸せならば、それが一番ではないかと思います。
みんな幸せを求めて生きている訳ですし。
『自分の生き方に貰ったご褒美』って素敵な言葉ですね。
そして、素敵な考え方でもあります。
>それでいいんですよね?
いいんですよ、それで
疑う余地はありません。
蕎麦屋さんとかラーメン屋さんなんかには、よくありますよね。
朝から開いていれば、夕方頃に売り切れてしまうというのはあっても良いかなと思いますが・・・。
居酒屋ですからねェ。
幾らなんでも昼間ッからは飲まないでしょう?
都会では、タクシーの運転手など夜勤明けの人を対象にした、朝からやっている飲み屋というのもありますが、この居酒屋は田舎にありますからねェ。
せいやさんの仰るように横着なだけかも知れませんね。
それにしても、その日の分が売り切れるのですから、固定客がいるということなんでしょうね。
良く分からない居酒屋です。
確かに、“無愛想”は売り物にはなりませんよね。
都会のようにライバルの多いところでは、直ぐに淘汰されてしまうことでしょう。
しかし、田舎では、それがそうはならないようです。
ただ、この居酒屋は無愛想ですが、ただシャイなだけのようにも思えました。
それで損をしているかと言えば、夕方5時半に店仕舞い出来るのですから、不思議なものですね。
『一生懸命やれば必ず儲かる』という訳ではないところが、食べ物屋の難しいところですよね。