今日はクリスマス。
我が家では仕事の関係もあり、23日にクリスマスイベントを済ませた。
イベントと言っても、夕食をちょっとだけ豪勢にし、ワインで乾杯、食後にイチゴのショートケーキを食べるだけだが。
という訳で、23日の午前中に、夫と一緒に近くのスーパーに買い出しに行った。
店内に入るとクリスマスソングがリピート再生されていて、私のクリスマス気分度もいい感じで上がってきた。
足取りも軽く、果物・野菜→魚→肉といつものコースを巡り、目指すは普段は寄り道をしない『総菜コーナー』である。
たくさんのオードブルが並んでいた。
どれも5種類ぐらいの料理が入っていて美味しそうだ。
どれにしようか迷っていたら、
「全部揚げ物って感じだね。俺、ちょっと自信が無いなぁ」
夫がぼそっと呟いた。
確かに。
「じゃさ、魚コーナーに売ってた揚げるだけの大きいエビフライと冷凍のポテトフライを買って家で揚げるってのはどう?揚げ物2種類ぐらいだったらいけるでしょ?」
私の提案が採用になった。
魚コーナーに戻り、5尾で626円(税込)の生パン粉をまとった冷蔵エビフライをカゴに入れた。
「エビフライ2本&グリーンレタス」と「手羽元の煮込み」は個々の皿に盛り付け、「チーズいろいろ盛り」「ピクルスの盛り合わせ」「グリッシーニ」をテーブルに配し、乾杯したのは6時半頃。
存在感がずば抜けていたのは、なんと言っても、直径2.5cm長さ15cmのこんがり黄金色に揚がった立派なエビフライだ。
乾杯後、さっそく夫がエビフライにかぶりついた。
「どぉ?どぉ?大きいエビ、美味しいでしょ?」
夫は私の問いかけにすぐには答えず、味わうように無言でもぐもぐした後に、一言。
「んっとねー・・・衣がけっこうなボリューム」
そして、エビフライの断面を私の目の前に差し出した。
かんぴょう巻き(かんぴょう=エビ)のような断面だった。
二人とも、1本は衣ごと、2本目は衣をすべて取り外して細ーいへろへろのエビだけにして食べた。
エビフライ1本125円のうちの衣とエビの割合は、いったいどうなってんの?
ブーブー言いたかったが、今日は前倒しの「聖なる夜」。
「これも、面白エピソードとして共通の思い出になるね」
私は、なんとかプラス思考の言葉をひねり出したのだった