今日は珍しくホラー系です。
レビューを見たらかなり恐そうなことが書いてあったので、
ホラー嫌いな私はそれなりに緊張して読み始めました。
挿絵もけっこう不気味さをかもし出していてドキドキ…
でもでも、読んでみたらそれほど恐くありませんでした。
たぶん私の想像力が乏しいのと、前評判が大きすぎたのかもしれません。
映像にしたらやっぱりかなり恐いでしょうね。
それにしてもこの物語、読んだ後でいろいろ考えさせられます。
人間の欲というのは、「汲めども尽きぬ…」とか言いますが、
私は人間の欲を否定することはできません。
人間、欲がなくなったら人間ではなくなりそう。
この「サルの手」がインドから持ち込まれたものだというところ、
欲まみれの人間を諌めるために仏教的思想から由来しているものなのでしょうか。
それにしても親友になぜこんな恐ろしいものを渡してしまうのかも謎です。
私だったら友だちにそんなものを持っている事をまず教えないと思います。
ところで、一番最後の挿絵が好きでした。