映像詩

デジタル映像による心の表現
(映像作品制作を通して感じたこと)

1574-夜の姫路城

2017年12月13日 | 30秒の心象風景
 現代に生きる者にとって夜は暗闇だけではなくなった。ライトアップされた姫路城。江戸時代の人が見ればびっくりするだろう。そんな姫路城が見える。平成の大修理を終えて白さを増した天守が、電灯に照らされて白く輝いている。暗闇に浮かぶ天守は幻想的である。しかも、現代では天守よりも背の高い建物がいくつも存在し、その建物から真横に、あるいは見下ろすように眺めることも可能になった。天守と西の丸が真横に一線に並んで見える。城が生まれた江戸時代、こんな情景を見ることは誰もできなかった。照明に照らされ白く浮かび上がる国宝の建造物は、現代に引き継がれた夢のように感じる。

30秒の心象風景11516・暗闇に浮かぶ~姫路城~
https://youtu.be/hgBFC8CTaKo
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