名前だけは知っていた万葉集です。その歌を楽しむなどということは想像もしていなかったことです。そのきっかけを与えてくれたのが「短歌の森」の歌碑です。それには、最も長く続けているビデオ撮影という趣味が関わっていることも大きいでしょう。ビデオ撮影を日課にして13年、日々被写体探しを続ける中で、色んな発見があったのです。大きな転機になった被写体が火の見櫓です。撤去が進み、いずれ姿を消すことになるという思いが短期間に多くの撮影をさせました。そこで知ったことの一つがシリーズとなる被写体の撮影です。これまで取り組んで来たものの中で、後に影響を与えることになったシリーズ作品と言えるのが、火の見櫓の撮影、仏塔の撮影、狛犬の撮影、石仏の撮影でしょうか。いずれも、歴史的文化的に、さまざまな背景を持つ奥行きの深い造形物でした。映像だけでは伝えきれない要素を持つものです。そこに、今回、万葉集の歌碑が加わったのです。
30秒の心象風景27145・万葉集の歌碑26(日置長枝娘子)~短歌の森~
https://youtu.be/Veh2MZAphBE