奈良東大寺には1000年を超えて大切に守られてきた天平時代の仏像がある。そのいくつかは塑像といわれる粘土で造られた像である。その制作方法は木造の彫刻とは異なり、心となる原型に粘土を盛り上げて形づくられる。そして当時の作家の技量が十分に発揮された名作はいまも大切に守られている。この塑像という製作技法は造形的に優れた像を造ることが可能だが、耐久性に優れているとはいえない。また、緊急時に避難させたり、移動するには極めて重く、そのためだろう今に残されている像も少ない。その中で群像として今も見ることができるのは新薬師寺の十二神将像である。ここで伐折羅像の見せる迫力は、塑像という製作技法で生まれた群像の持つ魅力を代表しているといわれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6b/0eef7a5a00834270aa7085a0c227c7ae.jpg)
30秒の心象風景12606・伐折羅~仏像フィギュア~
https://youtu.be/xGL-W03hbcs
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