仏塔のシンボルである相輪は塔の最上部を飾る。そのため、近寄って見ることは難しい。また、その大きさを実感することも難しい。修理のために降ろされた伏鉢を見たことがあるが、下から眺めていた時には想像もしない随分大きなものだったという記憶がある。こんなにも大きな金属製の飾りが屋根の上部で倒れずに立っていることのほうが不思議に思える。塔の中心部には心柱と呼ばれる構造部材があって、相輪はその上に取り付けられていて、単に屋根の上に載せられているだけのものではないらしい。塔の最も特徴的な部分である相輪は各部分の形状を守り伝えながらも、それぞれに個性があることに気付くのは難しい。それは相輪が高いところにあって見上げることしかできないからであろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/15/b1c9c09dffa0f5acc89c67fd8fef3672.png)
30秒の心象風景8873・木立に相輪を見る~荘厳寺多宝塔~
https://youtu.be/RHQ6csqZ2-Q
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