地味な文化財巡りを楽しめるものにしているのがリカちゃんの登場です。さまざまな映像表現を試す中で、思いついたのが人形のキャラクターを登場させる映像です。最初に試したのが、余り個性のない置物のような動物です。何作か試しましたが、今思えば、少し小さすぎたようです。次に人に近いキャラクタとして、四天王像のフィギュアを登場させたのですが、今度は、キャラクタ色が強すぎ、違和感があって、狙いの被写体が生かされないものになりました。そこで、次に試したのがリカちゃん人形です。これまでの中では、最も大きいものですが、印象は人間に近いものになります。そのため顔を中心にバストショット以上での登場が増えました。ナレーションソフトで音声を加えることもあって、今では擬人化したリポーターという表現スタイルになってきています。ナレーション原稿の作成は、映像収録とは異なる調査が必要となるもので、おかげで、地味な文化財についての知識が増えて行きました。これは、新たな楽しみの発見に繋がっています。
30秒の心象風景26978・家形石棺~辻川山公園~
https://youtu.be/XPw8hILpGug