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昨日の温かい産みたて卵。
前回の記事では、我が家にペット兼農林水産大臣としてニワトリ(ボリスブラウンという品種)が2羽いることをご紹介いたしました。
飼料をホームセンターで買ってきて与えたり、庭に放鳥して雑草を片っ端から食べてもらっています。
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20キロで1,000円くらいの飼料(バードエースやカインズのプライベートブランド)を与えていますが、今回買ってみた20キロ2,000円チョイの高級なエサ!バーディースペシャル!
何と言ってもスペシャルです!
あまり変わらないかな?どうなんだろう?
鳥のエサといっても、ビニールの可愛らしい鳥の絵が書かれたインコ用のエサと違って、凄く業務用っぽい紙袋に入ってますし、何よりジェックスやマルカンのようなペット用品のメーカーではなく、日清丸紅飼料なる、めっちゃ畜産関係の会社が販売しているのも、どことなくシュールですね。
そのうち飼料も自給出来れば良いのですが…そこまでは無理か。
1羽あたり、1ヶ月で概ね5キロほど飼料を食べていますが、最近雑草が勢い良く伸びてきて、草を好んで食べているため、飼料の消費が半分ほどに減りました。
あと、家の基礎付近や犬走り辺りに冬眠から覚めたワラジムシがうじゃうじゃいたのですが、片っ端から食べてくれます。
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ワラジムシはいねがァ~!
ニワトリって面白いフォルムをしていますね。
しっぽがピンとはね上がって、おしりの毛もモフモフ。
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そして自家養鶏を始めて、初めて知ったことですが、養鶏用の飼料は牛や綿羊などに与えると、処罰されるらしい。
飼料に含まれる動物性油脂は反芻動物に由来するため、共食い状態になって狂牛病等の原因になることから、飼料安全法により禁止されているそうな。
農業大学で畜産の勉強をしたり、畜産関係の仕事に携わっているなどの経験が無ければ知り得ない知識ですよね。
普通に生きて行くうえでは、特に知らなくても困らないこんな知識は大好きです。
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フンは畑で良質な肥料になります。
庭の至る所にフンが転がっているので、移植ゴテで回収しますが、何故か2羽ともついてきます。
「人間はこんなもの拾って何しているんだ?」とでも思いつつ、尾行しているのかもしれないですね。
肥料を作ってくれるし、見ていて可愛いのですが…果たして本当に卵を産むのだろうか…と、一抹の不安が過ぎりました。
お姉さんたち…卵は産む気なく、悠々自適にエサを食べて鶏糞だけ作っていれば良いと考えているのではないかと。
調べたところ、寒いと卵を産まなかったりするらしく、さらに落ち着ける環境でないと産まないそうな。
そんなある日…
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鶏小屋を見ると、小屋の隅に卵が5個も…
鶏は1日に1個しか卵を産まないのですが、何故5個も?
前日見た時には無かったのに。
ダンボールハウスとか砂に埋もれていた?
卵を見た時は、本当に嬉しかったです。
普段の何気ない暮らしそのものが、特別な時間になる…
これだから田舎暮らしは楽しいのです。
普通に暮らしていても、新たな発見や季節の移ろいを感じられるなんて、そんな贅沢な暮らしがあるでしょうか?
じいちゃんばあちゃん世代では、自宅でニワトリを飼ったり、畑仕事をすることは当たり前だったことですが、自分にとっては、凄く新鮮に映ります。
自家養鶏をするからには、一度やってみたかったこと…
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まだ産みたての温かい新鮮な卵を使って卵かけご飯。
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炊きたてのご飯に卵を落として…
黄身の弾力やコクの深さ、白身の濃さ…すっごく美味しかったです!
特に白身は凄くドロドロしています。
目玉焼きにすると、フライパンで白身が広がらず、プリっと固く焼けますし、食感も固めです。
品種が赤玉の王様と言われているボリスブラウンだからなのか、食べているエサによる違いなのか分かりませんが、普段食べている卵とは、全くの別物でした。
プロの養鶏農家さんは衛生管理や抗生物質の使用等をしっかりされているので、何の問題もなく卵かけご飯を食べられますが、素人自家養鶏では、傷の有無や、しっかり採れたての卵であることを確証出来なければ、生食はやめた方がいいらしいです。
そもそも卵を生食できるレベルに衛生管理を徹底している所は、日本の養鶏場ぐらいしか無いらしいですから。
外国の卵は生食しない(できない?)と聞いたこともあります。
色々と自分でやったり調べてみて、初めて知る食の安全…ということもあります。
無農薬や有機栽培が絶対的な安全というイメージでしたが、それも一概に安全とは言えないこともあるようです。
むしろ農薬を使用した作物の方が安全ということも…
コレもそのうち書きたいと思います。
うちの卵の面白いところは…
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殻がめちゃくちゃ硬いため、なかなか割れないですし、殻の内側の膜がこれまた硬いため、卵を割っても殻がむしれて膜が残るのです。
無くなったら買う…という必要もなく、毎日消費しても2個補充されるので、とっても重宝しています。
知らなかったこと、初めての経験、奇想天外なこと…
田舎暮らしは、まさにワンダーランドです。